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撮影報告 その180 ラムヤート6年目のスタート vol.5

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2013年3月31日。

8:30 起床。

 

工場に行ってゴンちゃんの仕事を見させてもらう。

なんか工場に行きたくなる私。

ゴンちゃんはいつでも快く中に入れてくれる。

窯もじっくりと見た。

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一坪君が起きてきて遅い朝食をいただく。

 

お昼は一坪君と歩いて素敵なカフェ・コハムさんへ。

コハムさんのご夫妻も昨日のゆみこ祭りに参加していた。

「昨日は酔っぱらって話し過ぎてすいませんでした。」

とテーブルに水を置きながら夫の悟さん。

「確かにたくさん話をしたけど、とっても楽しかったですよ。」

と私。

ちと飲み過ぎたかなと思う翌日の気持ちは痛いほどよくわかる。

 

ランチをゆっくりいただきながら、一坪くんと色んな話をした。

ゆみこ祭りのこと、連フンのこと、ラムヤートのこと、どんな映画にしたいか、これからの編集、仕上げのことなど。

一坪君の顔を見ながら、来た時よりずいぶんリラックスして柔和な顔になったなあと思う。

 

ラムヤートに帰り、一坪君は帰る支度。

みんなに挨拶をして名残惜しそうに車に乗った。

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左からゴンちゃん、一坪君、マスキくん、ミワさん

ゴンちゃんは店の前で見えなくなるまで手を振っていた。

洞爺駅で一坪君と別れた。

 

私はこれから撮影だ!と気を引き締め、ラムヤートに戻った。

 

マスキくんは地域の寄り合いに出かけていた。

私は早速ゴンちゃんの撮影をした。

 

夕食。

久しぶりに少ない人数。

「マスキくんが、えげつない空間とみんなが心地いい空間とどっちがいい?って聞いてきたんです。昔の私だったら心地いい空間と言っていたけど、えげつなくていいんじゃないって言ったんです。」

とミワさん。

どうやら今シーズンはマスキ色を前面に打ち出すらしい。

 

マスキくん寄合から帰って来て来た。

「寄合に集まった地域のオジサンたちに、柔らかいパンもつくってくれって言われちゃったよ。」

と苦笑い。

 

ミワさんのリクエストでユミコ祭りで撮ったものを見ることに。

連フンの場面では大笑い。

 

8時過ぎ。

マスキくんの空間づくりが始まった。

明日オープンなのだ。

今シーズンのラムヤートの空間をどんなふうにつくっていくのか。

私もキャメラを持ち、邪魔にならないように見る。

 

「さあ、やるか!」 とマスキくん。

WATER WATER CAMEL の「水平線の見える丘で」が大音響で始まった。

鳥肌がたった。

音楽と目の前の風景と自分の気持ちがマッチした。

 

一つモノを置く。

離れて見て全体を見る。

少し位置を変える。

また戻す。

その繰り返し。

モノと空間と対峙するマスキくん。

美しかった。

 

そうやってひとつひとつモノの位置が決まっていく。

空間全体が調和していく。

 

なんだか映画の編集と似ているなあと思った。

 

店の外に出てみた。

温かい明かりの中に、ワクワクするような空間が浮かびあがっていた。

 

「お客さん入りづらいでしょ。錆びた鉄や腐った木とか、自分の好きモノだけを置くことにしたんです。売りモノは二つだけ。前田真三さんのポストカードとバレリーナのカード。それを引き立たせるように配置したんです。」

とマスキくん。

私も夢中で撮影した。

立ち会わせてもらってとても嬉しかった。

 

11時、終了。

さあ、明日はいよいよラムヤート6年目のスタートを切る。

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