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旅する映画 その22 福岡へ

R0010551左から城田容子さん、山本眸古(ひこ)監督

2009年7月2日。
福岡アジア映画祭で「空想の森」が上映されることになった。初めての九州での上映。とても楽しみだった。去年9月のあいち国際女性映画祭で出会った「小梅姐さん」の山本眸古(ひこ)監督は福岡の人。会う約束をしていた。それから、春に東京で会った「ブライアンと仲間たち」の早川由美子監督も、この映画祭に参加することになっていた。
それから、九州でも上映を広げていくために、ミニシアターを3軒ほど営業にまわる予定を立てた。
福岡周辺の局地的な雨のため40分遅れの16:40に空港に着陸。そこから天神駅まで電車に乗った。駅から宿まで歩くと、汗が噴出してきた。やはりかなり暑い。

間もなく眸古ちゃんが宿に迎えに来てくれた。10ヶ月ぶりの再会。今、宿の近くのシネリーブルという劇場で彼女の監督作品「小梅姐さん」が上映中だ。地元の彼女は舞台挨拶に来ていたのだった。ちなみに今日の「小梅姐さん」は大盛況で立ち見が出たそうだ。
それでちょうどいいからと、早速私を劇場に連れていってくれて、杉井昌明支配人に紹介してくれた。ビルの地下にある小さな劇場だった。資料を見せながら「空想の森」の製作のこと、どのように上映をしていきたいかを話した。そして試写DVDや資料一式を渡した。福岡の劇場の状況や映画のことなどを三人で色々と話しができてよかった。

そして、眸古ちゃんの車に乗り、いざ晩ご飯へ。福岡で何が食べたいか彼女が事前に私に聞いてくれて、私は水炊きをリクエストした。おしゃれないい店だった。焼酎や日本酒も色々取り揃えていた。私はビール、眸古ちゃんは車なのでお茶で乾杯し再会を喜んだ。水炊きコースというものを初めていただいた。鶏の胸肉・すなぎもなどの刺身。これを柚子胡椒で食べた。これがとてもうまいのだ。軟骨の唐揚、手羽先を食べ、そしていよいよ水炊きだ。まず、スープを楽しむ。これだけでかなり美味しい。そしてひき肉とたまごの黄身を混ぜ合わせ、肉ボールをつくる。鍋にはキャベツ、玉ねぎ、しいたけ、人参などの具材も入れる。最後はご飯を入れておじやをいただく。そしてデザートはゆずアイスクリーム。かなり美味しかった。また食べに来たい。
眸古ちゃんは福岡を拠点に現在テレビのドキュメンタリーの仕事を主にしている。映画にしたいテーマがあり、いつかそれをつくろうとしている。

途中、眸古ちゃんの友人の城田容子さんが合流した。彼女は地元のテレビ局で美術の仕事をしている。そして劇団PA!ZOO!の看板女優でもある。彼女が舞台に出て行くだけで笑いがおこるらしい。話をしていて、表現したいものやつくる姿勢などに通じるものを感じ、とっても嬉しくなり、かなり盛り上がった。城田さんに会えてよかった。三人でおいしい食事と楽しい話ができてとてもいい時間を過ごした。眸古ちゃん、ご馳走様でした。

そしてこの後、更に眸古ちゃんは車で夜の福岡を案内してくれた。中州の歓楽街、明日の上映会場の赤坂界隈、長浜の魚市場の屋台などなど。山笠祭の飾り山があちこちに立っていた。祭りの着物を着た男衆が肩で風を切って歩いていた。夜も更けているのに、昼間のようだった。エネルギッシュでうまいものがたくさんありそうな町だなあと私はすっかり福岡が好きになった。いよいよ明日から3日間上映だ。
眸古ちゃん、本当にお世話になり、ありがとうございました。

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