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撮影報告 その13 滋賀大学経済学部での話と中野桂さん

2011年6月20日。

滋賀大学経済学部にて大間原発の話をする。
講義は午後3時10分からだったが、午前中に大学へ行く。
大学に映像編集の設備があるのでそこを借りて、持ってきた映像・写真の素材で大間原発のことをざっくりと編集させてもらう。
わからないことは講師の中塚さんに聞きながら、全体を12分ほどにまとめた。

滋賀大学経済学部の講堂。趣のある建物だ。

映像編集室の窓からは彦根城が見える。

 

滋賀大学経済学部は彦根城のお堀の脇にある。とても環境がいい。

 

滋賀大学経済学部の中野先生。

中野さんが大間のことを話す機会をつくってくれた。

この教室は写真や映像もスクリーンに出せる設備がある。

学生さん・一般の方が聞きにきてくれた。

20人くらいいただろうか。
話す直前になって緊張してきた。

準備の時間もなかったのでぶっつけ本番で話をした。

1時間半の時間があったが、足りなかった。
新しい映画を撮ることになった理由、大間原発を撮ることになったわけ、

私がこの1か月大間原発の取材・撮影で感じたこと、見たことなどを話した。

写真と映像を見せたら、質問を受ける時間が足りなくなり、一人の人の質問にしか答えられなかった。

もっとみんなの話をききたかったのに、残念だった。話すって本当に難しい。

私には向いていなさそうだ。
大間原発のことを伝えられたのはよかった。

署名はほとんどの人がしてくれてうれしかった。

講義の後、中野さん、中塚さん、高田さんらと9時近くまで話をした。

やはり話題は原発のこと。23日にもんじゅの落下した炉内中継装置を引き上げる作業があるという。

とても危険な作業で、失敗すれば関西圏の人は即死ぬくらいのプルトニウムが空気中にまき散らされるという。

また怖くなってきた。滋賀県は福井の隣。

福島は他人ごとではない。日本中安全なところなどどこにもないことを実感。

いつかは死ぬのだからどこにいようとおいしいものを食べ、うまい酒を飲み、精一杯生きるしかないと腹をくくる。

以下中野先生のブログ琵琶湖・藁の家より

原子炉容器内に落下したままになっている燃料交換用の炉内中継装置本体を23日にも引き抜く方針を固めた。

炉内中継装置は直径46センチ、長さ12メートル、重さ3・3トンの円筒形。

中央が直径約40センチの空洞になっており、燃料交換の際に空洞を燃料棒が通る仕組み。

昨年8月に落下し、接合部が変形したため引き抜けない状態が続いている。

原子力機構は当日(6/23)、専用器具を使って装置と原子炉容器上ぶたの一部「スリーブ」(重さ3・6トン)ごと引き抜く計画。

引き抜き後順調に作業が進めば今秋にも復旧し、今年度中に40%出力試験を行う考え。

関係者によると、23日午前9時ごろには、本体引き抜き作業に着手する。

全体の作業終了は深夜になるという。

当日は経済産業省原子力安全・保安院が立ち入り検査を行う。

講師の中塚智子さん。

この日、中塚さんは私といっしょに奥田さんの家に泊まった。

とても面白い人だった。

お酒を飲みながら色々話せて楽しかった。

 

中野さん。彦根城をバックに。

2011年6月21日。

また滋賀大学経済学部へ。
中野桂さんのインタビュー。

字幕をつけてもらった山之内悦子さんの友人で、彼女に紹介してもらったのがご縁だった。
前に会ったときに経済とはなんぞやということを話していただき、目からうろこだった。
その話をもう一回聞きたかったのでまた話していただく。

お昼は中野さん、中塚さん、高田さんと4人で朴(もく)に食べに行く。

最初に彦根に来た時に中野さんに教えてもらったカフェ。それから彦根に来るたびにここに食べに行く。

左から中塚さん、高田さん

帰りは大学まで女3人で歩いて帰った。

中塚さんも高田さんも最近滋賀大学で働きだしたとのこと。

梅雨の合間の暑い日だった。

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