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撮影報告 その73 山田農場にて


山田農場。

2011127日。

 

朝起きると雪が降っていた。

あゆみちゃんから電話が来て、コウサクの熱は下がり元気に保育所行ったとのこと。

よかった、よかった。

そして私は撮影準備。

親方の家。肉を干している。

親方とおかみさんは今日から久しぶりに2連休。

三人で豪華な朝食を囲む。

パン、クリームチーズ、前の日のうどんのお汁に卵をいれたスープ、親方たちが引き売りに行ってもらってきたホッケの卵の煮つけ、石川さんがお土産で持ってきたメロン、マンゴーヨーグルト。

 

今日、山田農場は自家用にもらった二羽のカモをしめて肉にすることと、自家用に飼っていた豚をと殺に出す日。

その様子を撮影させてもらう。

10時過ぎ、山田農場に到着。

あゆみちゃんと母屋で話をしていると、チーズ工房での仕事が終わった圭介さんがやってきた。

お茶を飲みながら、先日の一酸化炭素中毒事件の話などひとしきりする。

そしてカモをしめる作業に入る。

作業に入る前、家の脇の岩にお神酒(自家製どぶろく)をかけて、手を合わせた。

 

そして放牧地にもお神酒をかけ再び手を合わせた。

キャメラを置き、私もいっしょに手を合わせた。

私はカモ、豚、そして動物たちに感謝し、命を育む大地に感謝とご挨拶をした。

圭介さんたちは、動物飼い、ミルクをしぼりチーズにして暮らしている。

動物の肉もいただく。

だから命をいただく前に必ずその命に感謝をするのだそうだ。

岩はここにあった自然の岩で、この地を開拓した時に出てきて、それを山田農場の獣魂碑としたそうだ。

このことを近くの肉牛屋さんから教わったそうだ。

私はとても神聖な気持ちになった。

他の命をいただきながら、自己の命が存在すること。

それがグルグル循環していて、私もその一部ということ。

そして大地がなければ、この命は存在しないこと。

山田農場に身を置くと、これらのことが肌身で感じられる。

山田農場は、動物や生き物の命のありがたさ・人間も自然の一部なのだということを日々感じる暮らし方なのだ。

だから原子力発電所は相入れないものなのだ。

圭介さんは家の裏で静かにカモをしめた。

血抜きをした後、あゆみさんと二人で、軽トラの荷台の上で、毛をむしる。

圭介さんはハルサクを背負いながら器用に作業を進める。

カモは初めてなので、鶏とだいぶ勝手が違うらしい。

だんだん肉の塊になってきた。

チラチラと雪も降り、寒くなってきたので家の中で部位ごとにばらす。

ハツ、すなぎも、レバー。

とてもきれいな色をしていた。

胸肉にはまったく脂身はなかった。

思ったより手間取り時間がかかった。

14:00過ぎ、肉になったカモをメイン料理にお昼ご飯をいただく。

玄米、味噌汁、カモ肉、ネギ炒め、ジャガイモ、かぼちゃに夏野菜のソース、そしてチーズ。

とても豪華なランチ。

カモはとてもおいしかった。

ついさっきまで生きていたカモを食べているのが不思議な感じだったが、「カモさんありがとう」と三人でおいしくいただいた。

圭介さん。

そして15:00過ぎ。

コンテナに入れられた自家用豚を圭介さんは軽トラに積んでと殺場に運んでいった。

この坂をあがると山田農場。

私は親方の家に帰った。

の日は、親方とおかみさんと3人で町のレストランに食べに行った。

とても素敵なお店だった。

生カキ、前菜いろいろ、ビーツのスープ、三軒豚のロースト、店の名前と同じワインを1本とって、おかみさんと二人であけた。これが最高においしいワインだった。

ケーキを買って家に帰り、コーヒーを飲みながら楽しんだ。

そしていつものように深夜まで薪ストーブの前でおかみさんと話し込んだ。

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