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風のたより その41 札幌にて

『新宿、わたしの解放区』
岩本茂之 聞き書き
寿郎社

私は面白くて一気に読んだ。

友人の本の出版記念のお祝いの会で久しぶりに札幌に出た。

地下道を歩いているだけで楽しかった。

お祝いの会は夜。

昼にまずはシアターキノで函館の野村さんと石川さんと待ち合わせ、

「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」を観る。

 

先月、群馬に撮影に行った時、竹渕さんがシネマテークたかさきでこの映画を観て、

とっても良かったと聞いていたので観たいと思っていたのだった。

そしてホントにとってもとってもよかった。

こんな人がいて、こんな生き方をしている人がいるなんて。

福島菊次郎さん。

なんてカッコ良くて、かわいくて、気骨のある人なのだろう。

 

いい映画を観て三人で一気にテンションが上がった。

 

先日のこんぶ土居三代目の道南・磨光小学校での食育授業と雁屋哲さんの講演会で、

土居さんに紹介していただいた下倉さんのお店・下倉孝商店がシアターキノのすぐ近所だった。

下倉さんにまたお会いしたかったので、ちょっと寄ってみようと思い、三人で行ってみた。

たぬき小路市場の細い通りに下倉さんの魚屋さんがあった。

下倉さんは長靴をはいて仕事をしていた。

 

 

お昼をとっくに過ぎた時間だったが、魚屋のすぐ目の前の下倉さんの寿司屋ののれんが下がっていたので、ここで食べることにした。

 

びしっと小奇麗で気持ちのいい店だった。

三人でカウンターに座った。

 

「さっき届いた豊後水道のサバとアジも食べてみて。」

と、下倉さんが店にもって来てくれた。

海鮮丼を食べたのだけど、どれもこれも魚が抜群においしかった。

ここでまた、私たちのテンションがポーンと上がった。

 

食べ終わって向かいの魚屋さんで仕事をしていた下倉さんに

「とってもおいしかったです!」

と言うと、

「時間あるか?」

と下倉さん。

「コーヒー飲みに行こう。魚食べたあとはコーヒーがいい。」

と、近所のコーヒー屋さんに連れて行ってくれた。

昔ながらの喫茶店というお店で下倉さんは馴染み客。

店の人との何気ないやりとりが面白かった。

下倉さんは私たちの好みを聞いてから、マスターに注文した。

 

このコーヒーがまた抜群においしかった。

えぐみや雑味が全くなく、すっと入ってきておいしいのだ。

「好きなだけ飲んで。」

と下倉さん。

私はもちろんおかわり。

「私、コーヒーそれほど好きじゃないのだけど、これすごくおいしい。」

と石川さん。

私たちはお店の人がおススメしてくれた浅炒りものをもう一杯のんだ。

これがまた、コーヒーにこんな味があるんだという新しい出会いの味だった。

「私、味見で二口だけ飲ませて。」

と言っていた野村さんは、それ以上に石川さんの二杯目のコーヒーを飲んでいた。

「ここのコーヒーを飲んだら他のコーヒーが飲めない。」

と下倉さん。

それわかるような気がした。

下倉さんはとても素敵な人だった。

おいしいコーヒーをご馳走になり、また私たちのテンションはまた上がった。

 

そして私と石川さんは丸善へ。

今日のお祝いの会の主賓の岩本さんへのプレゼントを買う。

 

野村さんは、岩本さんの本・『新宿、わたしの解放区』の出版社でもある寿郎社へ打ち合わせに行く。

野村さんもただ今本を出筆中なのだ。

 

買い物を終え、私たちも寿郎社にお邪魔した。

寿郎社の土肥寿郎さんは気骨ある魅力的な方だった。

今まで出版してきた本がそれを物語っていた。

土肥さんとお話していて、私は『まつろはぬもの』(シクルティ著)がとても読みたくなった。

 

「3.11以降、反原発一本でやっていこうと決めたんです。」

と土肥さんはきっぱりと言った。

私はまたまたテンションが上がった。

寿郎社 http://www.jurousha.com/

できたての寿郎社の本がこれです。

 

野村さんとの打ち合わせも終わり、寿郎社の土肥さん、山形さん、そして私たち3人で、お祝いの会の会場の居酒屋へ歩いた。

岩本さん、栗山さん、飯島さんはもう来ていて、総勢8人で岩本さんの本の完成を祝った。

左から岩本さん、私、野村さん、石川さん。

嬉しすぎて、楽しすぎて私と野村さんは飲み過ぎてしまった。

あー、楽しかった!

つづく

 

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