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撮影報告 その174 第8回大間原発訴訟口頭弁論

函館地方裁判所

2012年12月27日。

昨日まで雪が降り、荒れた天気だった。

今年の函館は雪が多い。

裁判でいつも顔を合わせる人たちとまずはこの天気の話。

 

弁護士会館にて

 

いつもより若干裁判を傍聴しに来た人は少なめだったが、年末押し迫る日として考えたらすごいことだ。

上澤さん

 

原子力資料情報室の澤井さん、上澤さんも来ていた。

竹田さん

訴訟の会代表の竹田さんは、大間原発をみんなの力で止めましょうと訴える。

 

今回私は傍聴の抽選に初めて当たった。

 

今回の陳述は加藤敬人さんと牧野美登里さん。

加藤敬人さん

加藤さんはアイヌ民族の立場から大間原発に対しての意見を述べた。

 

牧野美登里さん

牧野さんは横浜の人。

昨年の大間原発東京報告会に参加したことで原告になった。

チェルノブイリのことにも関心を持ち、様々な活動をしている人でもある。

大間原発も他人ごとではないと陳述をした。

石川さんも取材。

弁護士のプレゼンテーションは3本。

現行安全指針類問題についてを 青木秀樹弁護士。

大間北方沖活断層についてを上条辰徳弁護士 。

震源特定をしない策定地震動についてを 内山成樹弁護士。

 

 

大間の北方海域に巨大な海底活断層があることは明白である。

と、東洋大学の変動地形学の渡辺満久先生は言っている。

 

変動地形学は、地表面を見て活断層の位置を特定する。

だから大間の地形を見れば、どこに断層があるのかわかるのだ。

 

 

地震による隆起などがない安定した時代は、海面に接する陸地が削られていって平らになる。

このようにしてできた面を海成段丘面という。

 

12万5千年前の海面は温暖期で今より少し海面が高かった。

この時代にかなり広い面の海成段丘面が形成された。

だから12万5千年前から今まで、地震がなく断層の動きがなかったところは、今も海面より少し高いところにこの時代につくられた海成段丘面がある。

ということになる。

 

12万5千年前に形成された海成段丘面は比較的広い面なのだ。

この海成段丘面を「S面」と呼んでいる。

神奈川県の下末吉という地域に、この海成段丘面がみられ、詳しく調査されたことに由来し、この頭文字を取ってS面と呼ばれるようになったそうだ。

 

12万5千年前のこの平らな海成段丘面は、現在の海面から少し高い位置にできている広い面。

このS面の現在の高度や分布をみることで、どこに活断層があるのかがわかるということだ。

 

活断層の上に建ている建物は、いくら耐震構造をしていても、被害が大きい。

地震の揺れによる被害より、地面のズレによる被害はとてつもなく大きい。

それは今までの地震で証明されている。

 

今ようやく再調査をして敦賀原発の直下に活断層が確認され廃炉になる可能性大という報道があった。

地元で反原発運動をしている人たちにとっては、そのことはずっと昔から指摘してきたことであり、今更何をいっているのだ、前からわかっていたことではないかという認識であった。

 

活断層だらけの日本で、原発が立てられるところなんてどこにもないから、活断層と認めてこなかっただけのことなのだ。

 

 

 

先月、満久先生の講演を敦賀で聞いていたのと、野村さんに活断層について教わったばかりだったこともあり、上条弁護士の大間北方沖活断層についてのプレゼンは、とてもよくわかった。

内山先生の地震動については、さっぱりわからなかった。

裁判官はわかったのだろうか。

 

海渡弁護士、河合弁護士

 

裁判が終わり、弁護士会館で報告会。

 

 

そして、弁護士の人たち、原告の数人と寿司屋で晩御飯。

河合先生がおごってくれた。

弁護士の人たちにとっても原発を止めることは自分の人生の中で大きなことなのだと改めて感じた。

 

上澤さんに活断層のことを質問できてとてもよかった。

澤井さんは今回はいつもと違ってオシャレだった。

 

「今日のプレゼンどうでした?」

と、只野弁護士。

内山先生の地震動の話がさっぱりわからなかったと答えた。

 

裁判についていろいろ質問できて有意義な時間だった。

 

これからも裁判は続いていく。

 

次回9回目の裁判は2013年3月15日。

 

 

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