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「空想の森」を久々に新得で上映して

「空想の森」が空想の森映画祭で上映されました。

完成した時以来なので、新得で11年ぶりの上映。

当時撮影に協力してくれた方々も見に来てくれました

上映後、前に出てきてもらい一言ずつ感想を言ってもらいました。

’いんであん’こと、芳賀さんが話した感想が心に残りました。

「自分たちにとっては見慣れた場所、身近な人たちが登場するので、

完成当初は、この映画、何が面白いんだろう、誰が見るんだろうと思っていました。

時間がたった今見て、なかなかいい映画だなあと思いました。」

と。

これだけでも、足掛け10年格闘してつくった甲斐があったなあと思いました。

記録していなかったらすっかり忘れ去られていた記憶。

「空想の森」は、私自身が仲間たちと共に過ごした時間の記録でもあります。

映画にしたことで、その時の空気、湿度、匂いと共に、

感情も思い起こされてきます。

こうやって、確かに私たちはここで生きていたんだな、と。

100年後、誰かがこの映画を見たとき、

映画を通して、登場する人たちと出会うことで、そうそう!と共感したり、ププッと笑ったり、明日からまた頑張ろう!と思えるような映画を私はつくっていきたいと改めて思いました。

農繁期で忙しい宮下さんと文代さんは見に来られませんでしたが、

今度ゆっくり見てもらいたいなあと思いました。

帰りに宮下さんのところに寄ると、

枝豆、とうきびなど、とれたての野菜をいただきました。

本当に美味しいです。

宮下さんのつくる野菜は。

[…]

旅する映画 その113 高崎上映会2日目

2014年8月10日。

智子さんに起こされる。

雨が少し降っているだけで、風はそれほどでもない。

朝7時過ぎ、会場に到着。

みんな来ていた。

甲田くんたちはモーニングプレート、コーヒー、スムージーなどの準備をしている。

今日は朝の上映だからお客さん少ないと思う。

と竹渕さんは言っていたけど、20人くらいの人が来てくれた。

8時くらいからお客さんがやってきて、モーニングプレートを注文。

 

甲田くんがいれるコーヒーはおいしいのです。

昨日とは打って変わって、落ち着いた大人の雰囲気の会場。

上映もしっとりと見られた。

しかも、各所にちりばめている笑いどころにしっかりと反応して笑ってくれる人が多くて私はテンションが上がった。

ラッシュ上映、長い方やろう♪とこの時思った。

 

ずいぶん時間が長くなったけれど、やってよかった。

終わった後、私に話しかけてくれた方が数人いた。

その人たちに見てもらえたことだけで、今回、群馬で上映したかいがあったなあと思った。

今編集中の映画を早く完成させて上映したい、と思った。

上映会は、ほんと最高です。

そして、スタッフの方たちがつくってくれたランチをみんなで食べた。

野菜がたくさん。

ほんとおいしかった。

 

主催して下さった竹渕さん、スタッフの方々、本当にありがとうございました。

パワーいただきました。

がんばります!!

 

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旅する映画 その112 高崎上映会1日目

2014年8月9日。

朝。

今にも雨が降りだしそうな曇り空。

そして少し雨が降り出してきた。

それほど暑くなくて本当によかった。

 

竹渕夫妻はエサやりなど、いつもの仕事。

午後2時過ぎ、3人で中医研へ向かう。

 

10人ほどのスタッフが集まってそれぞれ準備にかかる。

掃除、暗幕張り、イス並べ、受付、出店をつくる。

私は機材セッティング。

 

竹渕夫妻。 受付のユウコちゃん。

 

出店するお店の方もやってくる。

縁のある人たちが出店してくれた。

Cafe Frida。

このオーナーさんは、2008年に竹渕さんが初めて「空想の森」上映会を高崎でやった時に見に来てくれた方。

それ以来の再会。

「映画を見てから、サラリーマンを辞め、再婚し、新しい人生を始めたんですよ。」と。

 

Three Brown。

以前新得共働学舎でチーズの研修に来ていた松島君が一家でやってきた。

前橋でスリーブラウンというチーズ工房を立ち上げたのだそうだ。

学舎で生まれた女の子の下に、二人の男の子。

三人の子供のお父さんになっていた。

 

時の流れを感じた。

 

imaさん。

 

また見にきてくれた方々もちらほら。

高崎映画祭で見にきてくれたご夫妻と再会。

「あれから、会社をやめて梅農家一本でやっています。宮下さんにもよろしくお伝えください。」

と彼は言った。

(宮下さんは高崎映画祭にいっしょに参加した。)

そして、その時みんなで記念撮影した写真を私にくれた。

 

 

40人くらいの人が集まった。

 

[…]

旅する映画 その111 高崎へ

2014年8月8日。

s/s/a/wを後にしてその足で高崎へ向かう。

所用で横浜に出ていた主催の竹渕進さんと、湘南高崎ラインの電車の中で合流。

久しぶりに会った進さんは相変わらず少年のような印象だ。

 

高崎に着いて、そのまま上映会場の中医研へ。

隣の建物には、甲田くんの店と市民測定所クラシルがそのままあった。

甲田くん、ゆうこちゃんなど仲間が集まっていた。

 

私と進さんは明日の上映の機材をチェック。

にちにち堂自主上映部でアンプを購入したとのことで、

スピーカーに線をつないで音を出してみた。

ちゃんと画と音が出ることを確認。

そして倉渕の竹渕さんの家へ。

台風が近づいてきている。

中医研はクーラーがないので暑さが一番の心配なことだった。

暴風雨になったら困るけど、少々の雨風だったらかえって暑くなくて都合がいいのだ。

 

夕食後に、進さんと智子さんに新作の映像も見てもらう。

高崎では自主上映会や映画祭などで、もう何度も「空想の森」を上映してもらっている。

そして今回、二日にわたっての上映会。

なんて嬉しいことなのだろう。

 

 

旅する映画 その110 「空想の森」上映会 at フレメン写真製作所

 

新作映画の撮影中、ラムヤートのマスキくんが

「この雑誌いいんですよ」

と店に置いてあった「カイ」という雑誌を私に手に渡した。

の時初めてカイを見た。

とても素敵な北海道の雑誌だった。

そのカイの編集部の人たちが「空想の森」の上映会をやってくれることになった。

カイのスタッフに観てもらいたいということだった。

それがとても嬉しかった。

2014年5月17日。

思った以上にお客さんが来そうだったので

急きょ、2回上映をすることになった。

新得共働学舎のチーズと山田農場のチーズも

上映会場で売ることになっている。

学舎からは定岡さんがチーズ販売のヘルプで参加することになった。

映画の出演者でもある定岡さんに久しぶりに観てもらえるのも嬉しい。

ビュービューと風が吹く中、札幌へ向かった。

レトロな雰囲気のあるステキなビルの1階にフレメン写真製作所があった。

写真の撮影や現像をするスタジオなのだが、

30人くらい入る立派な映画上映会場になっていた。

スタッフの方々にご挨拶をし、さっそく映写のチェック。

映写担当はフレメンのキャメラマンの伊藤さん。

マックにdvdを入れて、白い壁に直接映す。

朝から伊藤さんたちが準備してくれていたので

スムーズに画と音のチェックが終わる。

 

定岡さんたちは、チーズの販売の準備。

お客さんが集まってきた。

今晩私が泊めていただく、ライターの井上さんにも初めてお会いして挨拶をする。

井上さんが「空想の森」を見てみたいと最初にメールをくれた方だった。

 

露口啓二さん

12:30。

フレメンのキャメラマン・露口さんがご挨拶をして上映が始まった。

 

上映後、カイのライターの谷口さんが仕切ってトーク。

谷口さんや、お客さんの質問に私が答えるというスタイルで。

映画を撮るまでの経緯やどんなふうに撮影したのか、

他の地域ではどんな上映をしたのか、

などなど、質問にお答えした。

そして少しだけ新作映画のラッシュをお見せした。

共働学舎の定岡さん、元学舎の遠藤君がチーズ販売