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旅する映画 その107 ホテル仁山にて

 

2013年10月29日

上映会・食の学校が終わり、私は仁山に戻ってきた。

ゆっくりと仁山ホテル(親方の家)で寝た。

朝起きるといい天気。

「散歩行って来い」

と親方。

今晩は山田聡美さん一家もやってきて餃子パーティー。

親方と私が皮をつくる。

手前が親方、奥が野村さん

親方と私は、午前中に先に皮だけ仕込んでおく。

生地を寝かせた方がおいしくなるのだ。

そして親方の新しい古い車に乗って買い出し兼ドライブに出かける。

天気もよくドライブ日和。

 

トラピスト、渡島コロニーなどに連れて行ってもらった。

海も山も楽しんだ。

 

 

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旅する映画 その105 給食

2013年10月28日

食の学校の授業の後、5年生の教室で給食をいただいた。

仕切りのない教室で、隣には6年生の部屋がある。

 

この日のメニューはパンとうどんという妙な組み合わせだった。

こういう日もあるんだということ。

 

ミナミちゃんとレイくん。

私はミナミちゃんとケンジロウの班の席に案内された。

ケンジロウくん。

ミナミちゃんは絵を描くことが大好きな女の子だった。

将来漫画家になりたいそうだ。

いつもノートを持っていて、絵を描いている。

マンガを描く専用の紙も持っていた。

それを私に見せてくれた。

するとケンジロウくんが

「その紙はオレにも見せてくれたことがないんだ。」

と言った。

ミナミちゃんとケンジロウくんは何でも言い合ういい友達のようだ。

漫才するみたいに話をしていた。

 

ホント、みんなかわいいのだ。

 

給食を食べ終わり、みんなで調理室に戻って後片付け。

そして土居夫妻は磨光小学校を後にした。

 

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旅する映画 その104 食の学校 函館市立磨光小学校にて

こんぶ土居三代目・土居成吉さんと妻の京子さん

2013年10月28日

今年で15回目の磨光小学校での土居さんの食の学校に参加。

(去年は撮影をさせていただいた。)

三代目は今回を最後にすることにした。

「おいしんぼ」のこんぶ土居が出てくる場面を教材にし、

こんぶで出汁をとり、最後にお好み焼きをつくるという楽しい授業だ。

 

こんぶは日本の食文化を支えているものだということ、

おいしいこんぶをつくるには、乾燥の温度が大事なこと。

45度くらいで時間をかけて乾燥させると質のよいこんぶになる。

その年にとれた昆布をすぐ食べてもあまりおいしくない。

2年ほど寝かせるとおいしくなること。

こんぶは最低2時間、できたら一晩水につけておくこと。

美味しい出汁をとるには、これが大事なこと。

煮干しを使う場合は、こんぶと別々に水につけた方がいい。

 

食事の大切さ、きちんと暮らすことの大切さ、家族の大切さなど、

三代目は子供たちにまっすぐに語りかけていく。

5年生の子供たちも真剣に聞き、「はいっ」と大きな声で返事をする。

 

子供たちのほとんどは漁師の子。

日本で一番おいしいこんぶは、南茅部のこんぶだと胸を張る。

このことも、三十年前には考えられなかったことだと土居さんは言う。

 

1リットルの水に10~15グラムのこんぶを入れる。

一晩たつとこんぶは3倍くらいに大きくなっている。

こんぶをつけた鍋に火を入れ、沸いたところでこんぶを引き上げる。

そして味見。

鰹節を入れて、ひと煮たちさせ、鰹節を取り除く。

そして味見。

 

今度はそこに塩を入れ、また味見。

それからその出汁を使ってお好み焼きをつくる。

粉に、出汁、長いもをすったもの、卵を入れる。

粉を混ぜすぎないことがコツ。

 

ホットプレートを一番弱火にする。

豚バラを敷き、お好み焼きのたねを入れる。

 

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旅する映画 その103 南茅部上映会 

2013年10月27日

お昼過ぎ、仁山を出発。

南茅部に向かう。

 

大沼付近

川汲の浜

上映会場の川汲会館

13:30 会場に到着。

南茅部漁協と教育委員会の方々が会場をつくってくれていた。

両サイドに大きな窓、天井にも採光の窓がついて非常に明るい。

遮光していない状態だった。

会場セッティングをしてくれたスタッフのみなさん

すぐに遮光するようにお願いした。

暗幕が少ししかなく、窓を全て覆えなかった。

紅白幕があるとのこと。

ないよりましなのでその幕もつけてもらう。

天井は段ボールを持ってきてもらい、でできる限り遮光してもらう。

全て遮光できなかったが、最大限やったのでこれでよしとした。

旅する映画 その102 函館へ

2013年10月26日

車の中で好きなCDを大音量で聞きながらのドライブ。

最近はもっぱらウォーターウォーターキャメル。

洞爺湖が近づくと、ラムヤートのみんなのことを想う。

 

道中の有珠PAから

夕方、七飯町の親方の家に到着。

大きな新しい薪ストーブが赤々と燃え、

親方とおかみさんが暖かく迎えてくれた。

夕食