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ドキュメンタリー研究会 in NHK札幌


NHK札幌放送局 第2スタジオにて 「北海道ドキュメンタリー番組研究会」

11月6日。札幌へ向かう。
10月末に風邪をひき、3日寝込んだ。
治ったと思いきや、
11月頭、再び高熱を出し、4日間寝込んた。
どうなるかと心配したが、時折咳き込むことがあるものの、何とか回復。

事の始まりは4月。
札幌でのお披露目上映会で、NHK札幌のチーフカメラマンの
太田吉治さんが見にいらしてくれた。
上映後に、「ぜひ若いカメラマンに見せたい。」
と高揚した声で私に話しかけてきたことをよく覚えている。

そして、この度、「北海道ドキュメンタリー番組研究会」が開催されることになったのだ。
このような研究会は、今までもやってはいたのだが、NHK内部でのものだったとのこと。
今回、外部から講師を呼んでの研究会は初めてだそうだ。

私がプロのキャメラマンの人たちにお話することなんてあるのかと
思ったりもしたが、同じ映像作品をつくる者として、自分の経験が
いい作品をつくることに、少しでも役にたてばいいなあと、お引き受けした。

釧路、帯広、旭川、函館放送局からも参加者がやってきて、総勢20名ほど。
ほどんどが若手のキャメラマン。女性は1名。
ベテランの太田さんもいらした。

制作技術部の鴻野福部長がご挨拶。
そして、参加者一人一人が自己紹介。
私もご挨拶。構図がどうのなどと考えないで
映画を楽しんでくださいと言った。
上映開始。

私は一番後ろの席で観た。
シーンと観ている。
みんな面白くないのかなあと少々不安になった。
しかし、お披露目に見に来てくれた
太田さんだけが宮下夫婦のくだりなどで
くすくすと笑っていた。


左より 沖中勝久さん(構成番組PJ) 中村広志さん(撮影デスク)

上映後、中堅どころの沖中勝久さんが進行役になり、話をすすめていく。
基本的に質疑応答形式。

「自分たちの画とまったく違う。うらやましい。」
と言う人がいた。

被写体との関係づくりに関しての質問が多かった。
あとは、撮影や編集に関してなど。
私は自分のやってきたこと、その中で考えたこと、
思い至ったことなどを話した。

話すのは苦手な私だが、
話し出したら結構しゃべっていたのには
自分でも驚いた。

みんな悩み、葛藤しながら撮影をしている。
きっと撮影をする限りはついてまわることだと思う。
私も。
そんな中で空想の森をつくった私の経験が
何か少しでも役にたてばいいなあと思った。

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