アーカイブ

高崎上映会報告


すぎな農園にて。竹渕さんご夫妻。進さんと智子さん。
2008年12月14日。
「空想の森」高崎上映会。

高崎では、
なんと言ったらいいのか・・・。
言葉で言い表せない喜びや感動を、
高崎の実行委員のみんなと味わった。
私にとって一生忘れられない上映会となった。


受付 右が甲田君、真ん中が田中さん

午前1回午後1回。
2回上映をした。

午前は冷たい雨が降っていた。
午後からは陽がさしてきた。
なんと、合わせて約100人のお客さんが見に来てくれた 。

その中には、赤ちゃんや5歳未満の子供たちも結構いた。
子供たちは上映中、スクリーンの前に敷いた絨毯の上で
きゃっきゃっとはしゃぎまわたっり、
泣いたり笑ったり、映画音楽を口づさんだり。
そりゃもう、楽しそうだった。

お客さんはくすくすとよく笑っていた。

上映後の質疑応答。
年配の男性が、
まず、上映の雰囲気がすばらしかったと言った。
子供たちのはしゃぐ姿がスクリーンの中の映像とマッチして、
それをふくめて、楽しめた映画会でしたと。

まさにその通りの上映会だった。

男性が、新得バンドの音楽がとってもよかった、
素晴らしかったと言った。

そのせいか、今回は CDがパンフよりもよく売れた。

あともうひとつ、とても嬉しかったのは、
ナレーションと字幕が、絶妙にいいと言われたこと。
これは、言葉選び、間、どこまで説明するかなど、
非常に考え悩んだことであったので、
本当に嬉しかった。

お客さんは子供たちの泣き声や笑い声やはしゃぐ姿を
あったかくみまもりながら、または映画の一部として楽しんでいた。
誰一人、うるさいなどと言う人はいなかった。
 
竹渕さんが中心となって募った上映実行委員会のメンバーも10人以上いた。
若い人が多い。だからなのか、なんか活気がある。
受付、駐車場係りなど、みんなで仕事を分担して張り切っていた。

この2ヵ月、仕事の合間を縫って、
説明しにくいこの映画の宣伝を、一生懸命やってきた。
そしてみんなの力でこんなにお客さんを集めたのだ。
 

高崎上映委員会のメンバー

上映後、会場の近くで、まずは簡単な打ち上げをした。
共働学舎のチーズと
実行委員の田中さんのつくったワインとデザートなどを
みんなでいただいた。
そして実行委員のみんなが一言づつ、自己紹介や感想などを言った。
この時点で私は泣きそうになっていた。
「空想の森」のために、みんながこんなに力を尽くし、
多くのお客さんを集めてくれたことに、
私は胸がいっぱいになった。
ここでいつものように泣いてはカッコ悪いので
私はぐっとこらえた。
でも、泣きそうになってたのはばれてたらしい。


左から、かおりさん、あすかちゃん、茂樹さん。
私がお世話になった小松さん一家。長男のヨシキは、今は写真に写るのが嫌いだそうだ。

そして、私がお世話になった小松さん宅に移動。
本格的な打ち上げがはじまった。

うまい酒、料理、チーズが食卓に並び、
みんな本当に楽しそうで嬉しそうで、はじけてました。
 
飲みすぎの人もちらほら。
私も少し飲みすぎましたが、
先に突っ走ってくれた人がいたおかげで
私は助かった。
かなり酔っ払った段階で、この喜びを新得のみんなにも伝えたいと思い、
憲ちゃんに電話した。
そして、電話を竹渕さん、鈴木さん、小松さん夫妻に渡した。
みんな、映画で憲ちゃんを見たものだから、結構話していた。
憲ちゃんは私たち盛り上がった酔っ払いの私たちの相手をしてくれた。
ありがとう。

翌日は、今回私をよんでくれた竹渕さんのすぎな農園に、
実行委員で私を泊めてくれた小松一家と遊びにいった。
 
竹渕さんは鶏を800羽飼っている農家。
畑もやっている。


竹渕さんの畑

すぎな農園の近くに暮らす実行委員の田中夫妻もやってきて 、
竹渕さんの家の前でみんなでランチをした。


みんなでランチ


田中さんのだんなさんは、学舎の宮島望さんのいとこだそうで、
それがわかって、竹渕さんに実行委員会にひっぱりこまれたそうだ。
田中さんは何年か前に新規就農をした。


田中さんご夫妻。耕二さんと悦子さん。

奥さんは、色んなことをやっていた人で、
今は夏は農業、冬ははたおりをしている。
ブドウの木を70本もっていて、無農薬で自然栽培している。
その実をつんで、山梨のワイナリーに醸造してもらい、
オリジナルのワインをつくっている。
売り物ではなく、自分たちが飲むためにだ。
こういうことに、労力とお金をかけるなんて
なんて豊かなのだろうと思う。

竹渕さんは、この日のために、
鶏を一羽絞めてくれた。

奥さんの智子さんが、チキンカレー、タ ンドリチキン、
ゆで卵、野菜サラダ、にんじんと芋の蒸したものなど、
をつくってくれた。

外 のテーブルにはご馳走が並んだ。


 田中夫妻はおいしいラフランスを持ってきてくれた。

小松家の二人の子供たちは、鼻の下に2本青っ洟をたらしながら
実に楽しそうに生き生きとしていた。

食後は、卵取りをしたり、畑を見て回ったり、
気持ちのいい日でした。


卵取り


兄ちゃんのヨシキは、竹渕さんといっしょに
鶏舎に入り、卵取りを夢中でしていた。

この上映会がきっかけで、人の輪が広がっていったようです。
私は嬉しくてたまりません。

上映会は面白いです。わくわくします。

竹渕さんが高崎シネマテークという劇場の支配人の方に、
私を会わせてくれました。
甲田君と二人で、同席してくれた。


高崎シネマテーク

左:竹渕さん、右:甲田君

劇場でもぜひ上映してほしいということを、
 実行委員会のメンバーや見に来たお客さんから言われた 。
 私もまた高崎に来たいのでぜひ上映してもらいたいと思う。

シネマテークを後にした私は
なんだか別れがたく、
お茶に誘い、またひとしきり話をした。

ああ、本当に楽しかった。
幸せな上映だった。

Leave a Reply

You can use these HTML tags

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>