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撮影報告 その20 木暮真由美さん 彦根にて

2011年7月4日。
午前中、奥田さんの家で改めて木暮真由美さんのインタビュー撮影。
木暮さんは茨城県出身。

現在福島県会津若松で会社員として働いている。

3月11日のこと、会津若松の避難所のボランティアをやっていたこと、メイドイン福島の活動を始めた訳などを聞く。

木暮さんは北海道大学工学部で原子力を学んでいた。

そして3.11の原発事故をきっかけに彼女は大きく変わり始めている。

これから福島まで車で帰るのだが、アコちゃんを乗せて行くことになった。

アコちゃんは今青森で援農活動中でそこに戻るのだ。農作業が忙しい時期に彦根に帰ってくることはほとんどないそうで、今回はアースデーの言いだしっぺということでめずらしく帰って来たのだった。

 

村川商店の前にて。奥田さんとアコちゃんのお母さん。

奥田さんと三人でアコちゃんの実家・花しょうぶ通り商店街の村川商店に向かう。

代々続いた煙草屋を廃業し、今月から自然食品店として再スタートをした。息子・アコちゃんの影響でお父さん、お母さんも考え方が変わったのだ。

上がってお茶でも一杯飲んでいきなさいと、いつものようにお母さんが言った。

そして私たちはみんなでお茶を飲みながら話に花を咲かせた。

アコちゃんの家は昔の町屋風で奥にきれいな庭があったり、蔵があったりする。

雨水タンクを設置して、トイレの水や洗車に使うのだとアコちゃんが案内してくれた。そしてこれから福島へ帰るというのに出発がすっかり遅くなってしまった。

アコちゃんはこの荷物を背負って平和と脱原発を実現するために日本中を旅してまわっている。

 

木暮さんの車にアコちゃんの荷物をのせ、二人は元気に福島目指して出発していった。

 

記念撮影。左から、アコちゃん父、母、木暮さん、アコちゃん、奥田さん。

この後、アコちゃんのお父さんと二人で銀座商店街の「ちいさな銀座」に遅いお昼を食べに行く。

奥田さんは用事を済ませて後で合流。
そして、アコちゃんのお父さんと別れ、奥田さんと朴さんへ。

今日が最後なのでデザートを食べた。

奥田さんの家に戻り、荷物をまとめた。

もう明日帰るのだ。

余裕を持って日程を組んだつもりが、撮影項目がどんどん増えて日がたりなくなった。

また滋賀には撮影に来なければいけない。

中塚智子さん。

 

そうこうしているうちに、中塚さんが仕事を終えてやってきた。

奥田さんが7月1日、中塚さんが6月29日、私が8月2日と誕生日が近いので今晩は誕生会をすることになった。

奥田さんが色々おかずをつくってくれて、お酒を飲みながらゆっくりと楽しんだ。

そして中塚さんに「空想の森」の感想を聞けてよかった。私はもう帰らなきゃいけないのかーという感じだった。

あと2,3日ゆっくり過ごしたかった。

 

中塚さんがお祝いにと私と奥田さんそれぞれの似顔絵を描いてくれた。

今回の滋賀・福井の撮影と上映の旅も濃厚な時間だった。

たくさんの人に会い、話しをした。

今回も無事終わり、ホッとするのと同時に振り返るとあまりに濃すぎて頭がボーとしている。
早く編集の機械を手に入れて映像を取り込んで編集をしたい。

 

2011年7月5日。
荷物を宅急便に出し、奥田さんが彦根駅まで見送ってくれた。
今回も奥田さんにはお世話になった。

 

帯広に着くと、今までの暑さが嘘のように涼しくさわやか。
空がとても広かった。

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