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撮影報告 その33 茨城県ひたちなか市 1日目

西野滋夫さん。
滋賀県・彦根の奥田さんが8月に石垣島の鳩間ファミリーのライブで西野さんと出会い、私に紹介してくれた。

 

2011年9月24日。
大洗港に着くと西野滋夫さんが迎えに来てくれた。

奥田さんの紹介で、西野さんがひたちなか市の震災の被害のこと、3.11のことについて取材・撮影させてくれる人を紹介してくれることになった。

西野さんは自分の暮らすひたちなか市をいい町にしたいという思いで、様々なイベントを企画し開催している。

若い人や先輩たちといっしょに汗を流している。

その中の一つに、石垣島との交流がある。

今年で7年目だそうだ。
初めてお会いする方なのに、なぜかすぐに気持ちが通じる感じがした。

これから二日間びっしり大変にお世話になった。

挨拶もそこそこにすぐに、ひたちなか市の海沿いで暮らす三浦さんのお宅に向かった。

 

三浦 實さん。この地区の自治会長さん。西野さんとは石垣仲間。お土産の新内そばを持って。

海に近くで暮らす三浦さんは、震災の時すぐにお母さんをつれて避難し、避難所生活をした。津波で家は床下浸水した。

そしてひどかったのは液状化現象だったという。

みるみる間に道路から液体が噴出したそうだ。

そして今も傾いたままの家で生活している人がいるそうだ。

基礎から家を直すとなると相当な金額になるからだ。

傾いた家の中で生活していると、気分が悪くなったり、体の具合が悪くなるそうだ。

三浦さんも傾いたお宅に入ったが、気分が悪くなったそうだ。

目視で傾きがわかる家が何件もあった。
3.11で三浦さんの家の周りは地盤が30センチも下がってしまった。

つい先日の9月20日ころの台風では、川から水があふれだし、また浸水した家があった。
震災を体験して、地域の人とのつながりの大切さを改めて感じたと三浦さんは話してくれた。

 

三浦さんの家の前の道路。ここも液状化した。そして地盤が下がった。

三浦さんの家でずいぶん話し込んでしまった。
夕ご飯は西野さんが30年来通っている「すし蔵」へ。

西野さんの友人の新井さんご夫婦と4人で食事をした。

新井さん夫婦はひたちなか市で接骨院をしている。

全国からここに住み込みで修行にきて、もう40人の弟子たちを送り出している。
色んなお話をして大いに盛り上がった。

二次会は沖縄料理の店「ちゅらさん」へ。

楽しい晩だった。

 

新井達雄さん・佳代子さん夫妻。西野さんとは石垣仲間でもある。

 

 

ちゅらさんのお客さんたちと記念撮影。

 

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