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新作撮影報告 その109  らいるへ 鷹栖町 

2階がキッチンらいる・1階が工房ぞうさん

2012年3月12日。

午前中、大越さん夫妻のインタビュー撮影。

お昼をごちそうになった後、私は鷹栖町・キッチンらいるへ向かった。

 

らいるの松下音次郎・理香子夫妻は、以前「空想の森」上映会を地元・鷹栖町で開催してくれた。

それからのお付き合いで、昨年4月、新しい映画の撮影を始めてすぐに、私は松下夫妻のインタビューをさせていただいた。

その時の夫妻は3.11に、特に原発の事故にとてもショックを受けていた。

 

あれから夫妻は動き出していた。

原発の問題を扱った映画の上映会をやったり、福島の子どもたちを受け入れたり、反原発のデモに参加したりとめいっぱい活動している。

 

松下さんのインタビューの後、私が大間原発の問題に出会い、そのことを伝えると松下さんたちは即座に協力してくれた。

そして鷹栖で大間原発のことを話して欲しいという依頼を受け、今回旅の最後に寄ることになった。

 

私は原発のことについて、よく知っているわけではない。

しかし映画を撮影する中で、見たこと、聞いたこと、そして出会った人たちのことなら話せると思った。

そのことが少しでも何かのためになるのであれば、私は喜んで話をしたいと思う。

 

 

らいるにつくと、音次郎さんがハグで迎えてくれた。

ここもハンパない雪の量。

 

荷物を部屋に運び込んだ。

 

「先にお風呂にゆっくり入ったら」と理香子さんが言ってくれた。

そしてゆっくりとお風呂につかった。

 

さっぱりして三人で夕食を囲む。

あれから一年たちましたねえ。

三人で話をした。

 

 

私はいつも思う。

音次郎さんと理香子さんは本当に気持ちのいい人たちだ。

 

 

明日は森のようちえん。

週に1回、こどもとお母さんがらいるにやってきて、近所の林へ行ったり、農家さんの手伝いをしたりと屋外で保育をする。

その様子を写真を入れて通信をつくっているのが音次郎さん。

いつも前日の夜にその仕事をして、翌日お母さんたちに渡すのだ。

 

明日は転勤で引っ越す子がいるので、森の幼稚園の後、らいるでお別れ会をするという。

 

そして夜は旭川のこども富貴堂で大間原発の報告会だ。

 

明日も何だか面白い一日になりそうだ。

 

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