アーカイブ

撮影報告 その123 小出裕章さんの講演会 in 函館

 

2012年6月23日(土)。

今日はいよいよ小出さんの講演会だ。

野村さんやパザールパザールに國立さん、トモカちゃん、山田農場のあゆみちゃん、加藤さん、こなひき小屋のおかみさん、ハルエさん、などなど、たくさんの人たちがこの講演会の準備をしてきた。

初めて行く会場なので早めに行こうと支度をしていたら親方から電話がきた。

大沼方面のパンの配達の後、私をピックアップしてくれて親方と会場に一緒にいくことになった。

よかったー!交流会でお酒が飲める!と私は嬉しくなった。

 

11:30過ぎ。親方が時間通りにやってきた。

機材を積み込み、会場へ向かった。

今日の小出さんの講演会は代表者二人が質問することになっていた。

それがあゆみちゃんと親方だ。

食べ物に携わる人たちの気持ちをみんなで共有したいという、この会の言い出しっぺの野村さんの想いがこめられている。

 

会場に到着。

体育館のような広い会場。500人ほど入る。

靴をぬいで出入りする。

左からハルエさん、オカダさん。

大勢のスタッフの人たちが、すでに準備を始めていた。

聡美さん。

ハルエさん、岡田さん、佐々木さん、丸山さん、聡美さんたちは受付周りの用意をしている。

山田一家。

圭介さん、松浦さんは、お客さんにスリッパを渡す係。

左から野村さん、あゆみちゃん。

野村さんはあゆみちゃん、親方と打ち合わせ。

親方とユウサクとコウサク。

 

会場の中はすでに椅子が並べられていた。

左から野村さん、國立さん。

國立さんは全体の流れを見ながらこまごまと働いている。

 

トモカちゃん、エリーは物販。

竹田さんは大間原発関係のコーナーをつくっていた。

 

正面には大きなスクリーンがさがっていた。

加藤さんがパワーポイントの機材をセッティングしていた。

私はその後ろに三脚を立てることにした。

 

[…]

撮影報告 その122 2012 初夏 ラムヤート

ラムヤート 今野満寿喜さん・美環さん 2012年6月20日(水)~22日(金)。 ラムヤートへ行くと思っただけで何だかワクワクしてくる。 洞爺湖という場所でめいっぱい生きているマスキくん、ミワさん、ゆうら、ゴンちゃん。 そこでいっしょに過ごしていると、体の中を風が通り抜けていくようなさっぱりとした気分になってくる。 少しだけ畑もやっている。 今季からラムヤートは休みを一日増やし週休3日になった。 自分たちがここでよりよく暮らすことにエネルギーを注ぐためだ。 ゴンちゃん。 ラムヤートのパンをつくる、と決めたゴンちゃんは静かな闘志を漲らせ、目下パンの猛勉強中。 こなひき小屋の親方からアドバイスをもらい、試作の日々が続いている。 ゴンちゃんは目指すパンを熱く語ってくれた。 素材は洞爺のものを使いたい。 手でこねて、発酵も自然に、なるべく機械を使わずパンをつくりたいと。 将来は山を買い、家をつくり、エネルギーを自給し、木を植え、小麦を作り…と夢を語るゴンちゃん。 マスキくんは同じ夢を追う人ができてどんなに嬉しかろう。 窯。製作中。 マスキくんは、窯をつくっている最中。 まだもう少し考えなくていけないこともあり、完成までもう少しかかる。 工場の床。 さっそく工場を案内してくれた。 この冬の間、構造を補強したり、カフェスペースを少し広くしたり、そして工場が新しく生まれ変わっていた。 まず目に飛び込んできたのが壁の色。 なんともいえないブルー。いい色だ。 そして大きな窓からは、通りと水の駅がよく見えてとても開放的だ。 カフェの小窓から。 カフェスペースを覗ける小窓も魅力的だ。 カフェスペース側はカウンター席になっていて、ここに座ったお客さんは工場の中を見られる。 ゴンちゃんとスタッフのアユミちゃんのファンには嬉しい席になる。 階段の小窓から。 それから二階へ上がる階段が見える小窓が二つ配置されていた。 それがなかなかいい雰囲気なのだ。 階段を上がる足元が見える。 ガス台の壁の棚がまたいい感じだ。 カップやコーヒーの道具などが並んでいる。 その前には四角い大きめの机。 「新しい工場になってから、朝ごはんをここで食べることが多いんです。」 とミワさんは言う。 朝食。 ここにずっと居たくなるような空間なのだ。 カフェのカウンターにたたずむ招き猫。 カフェスペースも壁に棚をつけたり、カウンター席をつくったりして、これまたいいスペースになっていた。 いやー、ホントマスキくんのセンスは抜群だ。 ランチプレート。スープ付きです。 パンがないラムヤートは、ランチプレートとコーヒーをやっている。 ミワさんが洞爺の素材でランチプレートをつくっている。 これがまたおいしい。 洞爺の素材ももちろんいいのだけど、ミワさんの料理はホントおいしい。 マスキくんもいつも言う。 「オレ、毎日飯に命かけてるんだ。ミワさんの料理にハズレはない。」 「そんな毎日命かけられてもねえー。」 とミワさんは引き気味だ。 居間に寝転がっていたらミギがお腹の上にのってきた。 […]

撮影報告 その121 30年ぶりの大間のデモ

2012年6月17日(日)。

昨日は少し飲み過ぎた。

ここから会場まで歩いていく。

10:30。竹田さん、野村さん、石川さんと会場へ向かう。

空模様は曇り。

雨が降って来そうな感じもする。

私と石川さんはそのまま、デモのロケハン。

 

車を出しやすいところに駐車して、キャメラを持って会場へ歩いていく。

会場に近づいていくと聞き覚えのある歌声。

苫米地サトロさん

サトロさんだった。

「手紙」を歌っていた。

キャメラを回し、息を切らせながら会場へ入った。

サトロさんが歌っていた。

2010年の夏、ヒューマンドキュメンタリー映画祭で会ってから2年になろうとしていた。

宮城の旦理町に暮らしているサトロさんは被災していた。

元気に歌っている姿をみて、嬉しくなった。

 

演奏の後、ハグをして再会を喜び合った。

近況も手短に話した。

サトロさんは震災の後に書いた手記のようなものをくれた。

反対集会が始まった。

訴訟の会の竹田さんが挨拶。

事務局の大場さんが大間の裁判の報告。

そして野村さんが反対集会の宣言文を読み上げたりしたので、私はずっと撮影をした。

 

13:20。

デモのスタート地点に大勢の人が集まった。

雨が降らなくてよかった。

主催者発表で200人の人が参加した。

4列くらいに並んで、長い列ができていた。

デモの先頭

警察もやってきた。

気分が高揚してきた。

私はスタートの時間をにらみながら撮影を開始した。

少し小高くなったところに車を移動した。

そこでデモのスタートを待った。

 

時間ぴったりにデモは始まった。

デモ行進が近づいてきたところで私は車に飛び乗り、一気に消防署の前まで移動した。 […]

撮影報告 その120 大マグロックと澤井さんの学習会

 

2012年6月16日(土)。

11:00。 天気も上々。大マグロックの会場へ。

海側にステージが設置され、出店、トイレも配置されていた。

昨日の下見の時は狭いのではと思ったが、きゅっとしてなかなかいい空間になっていた。

 

この日は大間訴訟の弁護団の一人、中野弁護士が友人の岩崎さんとステージで歌うので、それをしっかり撮影しようと思っていた。

 

お昼頃、函館組がフェリーで到着し続々と会場入り。

左から奥本さん、大場さん。

石川さんもやってきた。

中野さんはステージの脇で準備をしていた。

ウタちゃん、ケイジロウくん、中野家が勢ぞろいだ。

父ちゃんは張り切っていた。

 

友人の岩崎さんを紹介してくれた。

柔らかい感じの人だった。

岩崎さんはミュージシャン。

山梨でカレー屋さんをしている。

中野さんは以前から彼の店で「空想の森」の上映会をしたいと言ってくれていた。

中野さんには試写用DVDを見てもらっていた。

「ボク、空想の森大好きです。」と言ってくれて私はテンションが上がった。

岩崎さんもぜひやりましょうと言ってくれた。

私は、まずDVDを送るので見て気にいっていただけたらお願いします。と言った。

 

それにしても、もし上映会をやることになったら面白くなりそうだなと思った。

岩崎さんは歌を歌えるし、中野さんにも来てもらって、大間原発の話もできるし…。

山梨は果物もおいしい、ワインもある。

いいなあ。

左から中野さん、岩崎さん。

中野さんと岩崎さんのライブが始まった。

中野さんの歌は理屈っぽい歌詞のもあれば、率直で情熱的なものもある。

気持ちよさそうに熱唱していた。

ジーンズにシャツ。

中野さんにはスーツよりこっちの方が似合う。

 

私が大間の裁判に通い始めた頃、弁護団の中でも率直にはっきりモノを言う若い中野さんの話を聞きたくなってインタビューを申し込み、江差まで話を聞きに行った。

あれから一年、私が言うのもおこがましいが、中野さんはずいぶんと頼もしい弁護士さんになった。

YAMさん

大マグロックを切り盛りするYAMさんは相変わらずカッコ良かった。

もう一方、このイベントの中心人物・中道さんも愛犬といっしょに張り切っていた。

 

[…]

撮影報告 その119 大間へ

2012年6月15日(金)。

函館港から朝の船で野村さんと大間へ渡る。

 

 

16日は大間マグロック・原子力資料情報室の澤井さんの学習会。

17日は現地反対集会・デモ(30年ぶりだという)。

そして山本さんのインタビュー。

これが今回の撮影の予定だ。

 

 

大間港に着くと奥本さんが迎えに来てくれていた。

今年の大マグロックはここでやる。

早速、奥本さんの案内で大マグロックの現地の確認に行った。

今年はあさこはうすの敷地ではなく、一坪地主の敷地で開催する。

大間原発反対の大きな看板が立っているところだった。

奥本さんと佐藤さんの二人で草刈りをしたとのこと。

 

前の場所よりだいぶ狭い感じがした。

今日は天気も良く、海がきれいに見えた。

 

原発敷地の境界には有刺鉄線の柵。

そこには監視カメラがたくさん備え付けられている。

それに加えて、二人の監視員が一定の距離をおいて私たちを監視している。

初夏の陽射しの中、私たちは地べたに座って三人で話をしたが、やっぱり妙な感じだった。

 

 

この辺りからデモ行進がスタートする。

それから駐車場の場所を確認して、そしてデモのコースを案内してもらった。

なんせ私一人での撮影なので、どこをねらって撮影するか、車をどう使うかなど、よく考えなければいけない。

 

そしてお昼ご飯を3人で食べて、奥本さんと別れた。

忙しい中、案内をしてくれて本当にありがたかった。

 

 

それから私と野村さんは宿にチェックイン。

そして二人で山本さんの家に遊びに行った。

朱美さんはまた私の好物のツブと梅干しなどを出してくれた。

山本さんも漁から帰って来ていた。

 

 

去年の11月、大間で25年ぶりにやった学習会はとても少ない参加者だった。

 

今回はどのくらい大間の人がきてくれるか、山本さんはとても気になっているようだった。

 

[…]