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シネマスコーレ(名古屋)初日盛況!

2009年1月10日~16日10:30~シネマスコーレにて上映
シネマスコーレ
http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/home.htm

昨年9月、あいち国際女性映画祭に招待され、「空想の森」が上映された。
びっくりするほど多くのお客さんに来ていただいた。
満席となり、せっかく来たのに見られない人も大勢いた。
質疑応答でも沢山の質問が出た。
そんなこんなで私は名古屋というと、暖かく幸せな気分を思い出す。

 11月下旬にキャンペーンもしっかりしたし、自分にできる全てのことをした。
とはいっても、いつものごとく、初日を迎える前はやはり落ち着かない。
期待と不安で緊張する。

1月9日。
夕方に名古屋に到着。すぐ劇場へ。
スタッフの方たちに挨拶をする。
夕ご飯は、支配人の木全さん、スタッフの坪井さん、高橋さんと
近くの居酒屋へ。
明日からの上映の成功を祈ってみんなで乾杯をする。
名古屋名物の手羽先、味噌カツ、きしめんなどをご馳走になる。

1月10日。
私は10時少し前に劇場へ行く。
スタッフは掃除をしたり、看板を出したり、大忙しで働いている。
ぽつぽつお客さんがチケット窓口に並びだした。
そしていつのまにか長い列になっていた。

その中には、昨年9月の女性映画祭に見に来てくれた人や
当日満員で見られなかった人がいて、
何人かの方が私に声をかけてくれた。
20年ぶりに会う高校の同級生も見に来てくれた。
映画祭の事務局の加古さんもお土産を持っていらしてくれた。
もう、それだけで、かなり嬉しくてテンションが上がってきた。

上映前、木全支配人が私を紹介してくれて、ご挨拶をした。
50人ほどの席に40人弱の方がいらして、大盛況だ。
私もお客さんと一緒に映画を見た。
いい感じの空気が劇場内を包んでいた。
そして、やっぱりおもろい映画だなあとしみじみ思った。

上映後、坪井さんが司会をして質疑応答をした。
3、4人の方の質問にお答えした。(あまり時間がなかったので)
いくつも心に残る映像がありました。と前置きしてから質問をされたり。

外のテーブルで、パンフレットやCDを買っていただいた方にサインをした。
長い列ができた。
サインをすることに、私はまだ慣れず、非常に照れくさい。
私のサインでいいのかなあといつも思う。
でもしっかり日にちと名前を書き込み、買ってくれた人と少しお話するのが嬉しい。


左:坪井篤史さん

初日、こんなにお客さんが見にいらしてくれて、
スタッフのみんなと喜び合った。
スコーレのスタッフは宣伝に力を入れてくれ、
協力しあっていっしょに宣伝してきたという感じを私はもっている。


左から池田祥子さん(高校の同級生)、ホアキンさん、私、鶴橋美保さん

サイン会を終え、久しぶりに会った高校の同級生と
映画祭で見られず、初日に見にきてくれた美保さんホアキンさんご夫婦と
ランチを食べに行こうということになった。

昨年夏、新聞で記事を見て、東京のポレポレ東中野まで
わざわざ「空想の森」を見にいらしてくれた名古屋の方がいる。
その方から最近手紙をいただいた。

シネマスコーレでの上映初日に、私が名古屋に来ることを知り、
名古屋のおいしいおすすめのお店の切抜きを同封してくれた。
その中の一つの、農園レストラン「風の葡萄」に4人で行ってみることにした。

産地直送の食材を使い、バイキング式。沢山のおかずやご飯、飲み物が並んでいた。
野菜や豆料理も多く、とってもおいしかった。

4人で色んな話をしながらの食事はとても楽しかった。

この日は、吉田真由美さんのお宅に泊めてもらうことになっていた。
彼女は女性映画祭で「空想の森」見てくれた人で、
なんと、この映画の主人公の山田聡美さんの友達でもあり、
ねこまたやさんとも友達だった。
彼女と名鉄の神宮前で待ち合わせ、お宅に向かった。
電車の中から色々なことを話した。

お宅に着くと、すでに夫の赤石君がエプロンをかけ、食事の支度をしていた。
(夫のことを赤石君とよんでいた)真由美さんのあだ名はべこちゃん。
牛が大好きで、北海道の酪農家で働いた経験もあるのだ。
現在は介護ヘルパーを仕事としている。
赤石君は庭師。青森のりんご農家に生まれた。
今は彼のお父様と三人で暮らし。

とにかく赤石君が、かいがいしいく、ビールをついでくれたり、
料理を運んできてくれたり、食器を下げたり、洗ったりとしてくれる。
べこちゃんはどんと座って、赤石君、あれとってなどと言っている。
おでん、ほうれん草のおひたし、天ぷら、刺身など
食事は本当においしかった。


左:べこちゃん、右:赤石君

私は素直にこういうのいいなあとうらやましく思った。
食事をしながら3人で様々なことを話した。
子供時代のこと、青年期にやったことなどなど。
赤石君は映画がとても好きな人で、今まで沢山の映画を見ている。
映画の話も盛り上がった。
赤石君は明日、私といっしょに家を出て、「空想の森」を見に来てくれる。
彼がどんな感想を持つか、ドキドキする。

赤石君は先に床につき、私とべこちゃんは深夜まで話し込んだ。
べこちゃんの話は興味深く、話していてとても心地よかった。
いいことも大変なことも色んなことを経験し、
自分に向き合ってきた人ならではの強さや明るさを持っていた。

私は泊めていただいて色んな話ができて本当によかったと思う。
べこちゃんと赤石君に出会えてよかった。
ありがとうございました。

こうして、私の長く幸せな名古屋初日が幕を閉じた。
明日、2日目。ドキドキする。

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