旅する映画 その23 福岡アジア映画祭1日目
2009年7月3日。
12:30。宿の近くの定食屋で塩さば定食を食べる。安くてボリュームもありおいしかった。突然どしゃぶりの雨が降ってきた。困ったなあと思っていたら、店の人が親切に傘を貸してくれた。ありがたくお借りし、映画祭で来ている旨を伝え、映画の宣伝もした。
今日は16:00からの上映なので時間がある。KBCシネマに営業に行くことにした。ここから歩いて行ける距離なので散歩がてら歩いた。幸い雨もだいぶ小降りになってきた。15分ほど歩く。鮮やかな黄色の壁の建物がKBCシネマだった。目の前に親会社のKBCテレビのビルが建っていた。
2スクリーンあるきれいな設備の整った劇場だった。飛び込みだったが、宮定貴子支配人と一時間ほど色々お話することができた。何年か前にDVカム上映の設備も導入したそうだ。映画の合間に中も少し見せてもらった。資料を渡し、ぜひ上映をとお願いし劇場を後にした。また少し雨が降っていた。もう映画祭会場に向かわなければいけない時間になっていた。
15:00過ぎ、会場に着いた。ビルの5階に上がると、エレベーター脇に受付があった。映画祭の実行委員長の前田秀一郎さんと連れ合いのミヨさんやスタッフの方たちにご挨拶。今日の上映終了後、スタッフと他のゲストたちと夕食を食べに行きましょうとのこと。
会場は会議室のようなところで、50人ほどが入る広さだった。前の映画が終わり、私は会場に入って画と音のチェックをした。今回DVカムデッキを用意できないとのことだったので、ビデオキャメラをプロジェルターにつないでもらい、ミニDVで上映することにした。途中でテープのかけかえをしなくてはいけないが仕方ない。準備が整った。平日のためか、雨のせいか映画祭のお客さんは少なめだ。
16:00。上映開始。10人ほどのお客さんだった。上映後の質疑応答では熱心に質問された。
お遍路の格好をしていてとても目立つ二人がいた。次に上映される「彼氏に振られて四国って、お遍路、歩く禅」の韓国の金知映監督と助監督の蜷川澄村さんだった。とっても面白い映画だった。ただ整音をしていないのが気になった。質疑応答では、初めてつくった映画ということで、蜷川さんは映画作りの大変さを語っていた。監督は日本語でこれからも映画をつくっていきたいと話していた。結構強烈なキャラクターで面白そうな人たちだった。
今日の上映が全て終わり、スタッフと先ほどの監督たち10人ほどで夕食へ。「月のうさぎ」という手作り料理とおいしいお酒がそろっているこじんまりした店だった。まずはみんなで乾杯。チジミ、ポテトサラダなど料理も美味しかった。助監督の蜷川さんは、京都で宿を経営していている。泊まりに来た監督と知り合い、映画づくりに協力するようになったらしい。酒のメニュー表に「東一」を発見。私の大好きな日本酒だと言うと注文してくれた。日本酒が大好きな映画祭スタッフの勝間田直子さんと喜び、「やっぱり美味しいね。」と話も弾んだ。ミヨさんはウサギを飼っているそうだ。猫や犬と同じようにかわいがっているそうだ。写真を見せてもらったが、確かにかわいかった。ウサギの飼い主たちの会もつくって活動しているそうだ。そんなこんなで楽しく賑やかな映画祭初日の夜だった。



