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風のたより その16 与那国・マナミさん

与那国にて。2010年。

 

与那国島の「民宿おもろ」のおかみ・マナミさんから電話が来た。

2010年の「空想の森」トロピカルツアーの時に大変お世話になった。

与那国で実現できたのは彼女のおかげでもあった。

彼女は今、与那国についての本を執筆中。

年内には出版するとのこと。

島に対する想いは人一倍強い。

何でも、その本に私も登場するらしく、そのことについての電話だった。

ひとしきり彼女と話し、私は与那国での日々、空気を思い返していた。

 

 

マナミさんのブログで、最近感動した文章があったので紹介します。

以下マナミさんのブログより。

 

平和へ想いを込めて・・・・

沖縄復帰40周年企画 平和行進の成功おめでとうございます。

そして、参加者の皆様、ありがとうございます。

復帰前の沖縄や与那国を私は記憶していません。

まだ、3歳のころです。

私は、平和な与那国島で育ちました。

幼少の頃、もっともっと自然がいっぱいで夜になると家の中の灯りに誘われて世界最大の蛾、

ヨナグニサンが舞い飛んできました。

田んぼや畑のそばの草藪には、ヨナグニサンの繭の抜け殻がたくさんあって、

それを取ってきて小さいファスナーをつけたヨナグニサンの小銭入れがあったことを記憶しています。

観光客のなかにも昔、与那国の空港売店にはヨナグニサンの小銭入れが

お土産物としてたくさんあったという思い出を話してくれた方がいました。

戦争を知らない私に、父がよく話してくれたことがあります。

地上戦がおこなわれた沖縄本島は焼け野原になりすべてを失い食料が無くなってしまった。

すると、この与那国までアメリカの兵隊さんは食料を取りに来たそうです。

子どもだった父が可愛がっていたヤギを泣き叫び抵抗する父から奪っていったそうです。

沖縄に生まれ育った私は、見たこと聞いたこと、自分の経験をとおして、沖縄の心で平和を訴えていくことができます。

私は、この島を訪れる旅人の旅のお手伝いをする宿泊業をしています。

だからこそ、私は、知っています。

人の何倍も感じています。

多くの方々が、この島の何に恋焦がれ、愛して夢を見、何を求めてこの島にやって来るのかを。

それは、豊かな自然です。独特の島の文化、芸能です。

先祖を敬う人々の優しい心にふれ、平和を感じられる島だからです。

そして、私はこの島の良さを日々再確認し、再認識しています。

お客様の中に、この与那国へ沖縄が復帰する前からパスポートを持って通っているお客様がいます。

ずーっと、今もなおそのお客様は年に何十回と島を訪れています。

島特有の植物や生物に心惹かれ興味を持ち島の大自然に癒されています。

島を訪れるお客様に島のことを訊ねられます。

島内に対立する空気を見せてしまう賛成、反対の両方の多数の横断幕。

私は、島を紹介し宣伝する立場としてとても苦悩し、心を痛めています。

この現状をどのように伝えますか?

平和でない島にお客様は癒されますか?

今回、私は、純粋に平和を願う者として、この場で声を挙げます。

与那国の平和とは、与那国の自立とは、何でしょうか?

人々の自立とは何でしょうか?

各々がしっかりとした意見を持ち、声を挙げ主張し、そして互いに人権を尊重しあい

自分の足で立ち自活していくことが真の自立ではないでしょうか?

現在、与那国町の商工会員、ならびに商工事業者は、約140近くいらっしゃると聴いています。

時代の流れにのりインターネットをとおしてブログをとおして与那国を宣伝している方々も多くいます。

みんなの島を愛する心をひとつにして一人一人の元気を島の元気に変えて、

基地依存に頼らない自立をみんなで考え、実践しようではありませんか!

与那国の伝統芸能 ドゥンタ(巻き踊り)のようにみんなで手をとりあって島の自立、平和を考えましょう。

豊かな自然あふれるこの島の財産を目先の利益のためだけに売り渡してしまっては絶対にいけません!!

会話や対話の場無くして学ぶ場無くして、相手を理解することができるでしょうか?

島の未来を創ることができるでしょうか?

歩み寄る気持ちや姿勢無くして、私たちは、前に進んで行くことができるのでしょうか?

真の平和を願わない者は、誰もいません。

世界平和・人類平和・ 未来を創るのは、軍事費や防衛費ではありません。

教育費や社会保障費だと私は思います。

今朝、私は、この言葉に出会いました。

ドリーム  ( 努利生夢 )
夢に向かって 努力をして 生きていくこと
それは 自分に そして みんなに
利 を与える

今の高校一年生 久部良(くぶら)小学校のバレーチーム、ブルーマーリンズが沖縄一位になったチームTシャツの言葉でした。

子どもたちに夢を与えたこの教育に私は、感動しました。

本日の平和行進に島内外、県外から駆けつけてくれた多くの皆様。

共に平和を願う心をひとつに行動してくれた皆様に感謝致します。

そして、この島の平和に、このように多くの方々が想いを寄せ行動してくれています。

島に住む私達は、もっともっと自分のこととして考え、声を挙げ、自立していかなくてはなりません。

誇りに思うものがあれば、人は伝えます。

夢や希望がある人は、語ります。

愛しいもの、愛するものがあれば、人は護ります。

本日、神の光り輝くこの島で平和を願い、平和を誓い、一歩一歩と大地を踏みしめた私たちの行動が、

平和を望み平和を愛する仲間の心を動かす一歩となることを信じたい。

神に与えられた島 與那国は まさに国を興す島、平和を興す島となるであろう。

2012. 5 .6

One Response to “風のたより その16 与那国・マナミさん”

  1. 1
    錦 宏輔:

     日本の「戦争と平和」は、沖縄なしでは語れません。
     「目先の利益」に翻弄される人々の姿は、「原発」の場合と重なります。
     ぼくもかつて、「北海道の独立」を夢見たことありました。
     マナミさんのような方こそ、与那国島を継承していくべき正当な人々なのでしょう。
     ご健康をお祈り致します。

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