空想の森 RSS Feed
 
 
 
 

アーカイブ  自主上映情報

またまた大津で上映会決定!

 大津上映会のメンバー。

2010年10月23日に滋賀県大津で上映会が決まりました。
2月に滋賀会館で観てくれた方が開催します。
6月12日の彦根上映会に、仲間6人で視察に来てくれました。

名古屋上映会から代々引き継がれてきたアンケートボックスや、タイトルなど、
彦根からまた大津へ引き渡されます。

詳細が決まり次第随時アップします。

滋賀県・彦根上映会のご案内 

一人では、できない事も仲間となら2倍・3倍・百倍にもいいものができる!

2010年5月     「空想の森」彦根上映実行委員会代表  奥田 好香 

私と「空想の森」との出会いは、2009年10月21日、大津の成安造形大学内の「カフェテリア結」で、知人に誘われて、この時、初めてドキュメンタリー映画を観ました。

主人公の山田聡美さんが、いつも娘のあかりちゃんをおんぶして農作業をされている姿がとても印象的で、映画を観ながら、外の作業だったら、あかりちゃんは「寒くないんやろうか?」とか考えていました。それと、あかりちゃんが、手ぬぐいでほっかむりをして畑に座っていたのですが、草を取るお母さんに近づきたくて、必死にはいはいをして、聡美さんの元まで行こうとし、聡美さんも「おいで」と待ち受けるシーンが、とても微笑ましく、感動的でした。聡美さんは、いつもあかりちゃんに語りかけていました。

私は、この3月末まで、保健師として働いていましたが、子育て中のお母さんから「子どもとどう接していいかわからない」という声をよく聞く機会がありました。聡美さんのように、子どもと寄り添いながら子どものしぐさや泣き声に耳を傾け、子どもに自然体で語りかけられたら、きっと親子の気持ちが通じあい、もっと子育てが楽しくなるのではないかと思いました。

私は、丁度この頃、長年勤めていた仕事を辞める事を決めていたのですが、退職後、何をしたいのかわからず心が揺れていました。上映後、監督が「この映画を自主上映したい人は言って下さい」と言われ、私は、子育て中のお母さん達に是非この映画を観てもらえたらと、即座に「彦根で上映会をしたい」と名乗り出ました。

その直後に2枚の名刺を作りました。映画の自主上映会代表と実家の遠いお母さんや相談相手のないお母さん達が「ほっとできる場所」子育て支援「休み処 結」の名刺です。自分の夢を語る事で、今まで出会わなかった方との新しい出会いが次々とあり、自分のやりたい事がどんどん明確になりました。

今まで、自分を支えていただいた方への「感謝」の気持ちを今度は「自分のできる事でお返しできたら」と考えるようになりました。この映画と田代監督との出会いが、今までの私の自己中心的な生き方を180度変えてくれました。(「空想の森」のホームページの旅日記に詳細が書かれています)

この事をきっかけにお祭り気分で、気軽に観ていただける上映会が出来たらと考えていた所、縁あって、今回、花しょぅぶ通り商店街の「2010アートフエスタ勝負市」と共催でさせていただくことになり、上映会場は、商店街に近い小規模多機能型居宅介護施設「久左のまちや」の2階にある地域交流室をお借りすることになりました。

何かとお忙しいとは存じますが、多くの皆様に観ていただけたらとご案内をさせていただきました。また、お知り合いの方で、この映画に関心のある方や彦根に近い方がおられましたら是非ご案内いただければ幸いです。

「空想の森」彦根上映会(滋賀県)
上映日 : 2010年6月12日(土)・13日(日)
会場 : 社会福祉法人 千歳会「久左のまちや」2階地域交流室 交流スペース
住所 : 彦根市河原二丁目1番3号
上映時間  1回目 11:00~  2回目 15:00~

問い合わせ先    空想の森彦根上映実行委員会 奥田好香
                                090-7887-4637 または 0749-22-1767              

旅する映画 その54 パラダイスファーム  

 
今回主催してくれたとりのす農場の藤原有二さん

 4月に入った。共働学舎の育苗ハウスの中は、苗たちがかわいい盛りだ。十勝は雪も少なくなり、春がやってきた。人生の節目・旅立ちの季節でもある。新天地へ移り、新たな暮らしをスタートさせる人、次へのステップのために旅に出る人。人生のある時期を共有した友人たちが、この春エイヤと動き出す。

  私の方は映画が完成して3回目の春を迎える。今までまいた種が芽を出して、育っていけばいいなあと思っている。映画をつくるのにもえらく時間がかかったが、上映を広めてゆくことも同じように時間がかかる。移り変わりの速い情報化社会の中で、私はカメのような歩みを続けている。

 映画を自分で直接届けることで、観客の人たちの感覚を肌で感じられる。そして人との出会いがある。「空想の森」の上映をすることで人と人とがつながり、その後も様々な形でつながっていっている。

  この映画を観たい人はまだまだいるはずだ。その人がいる限り私は映画を持って上映に行く。

 一年前の冬、とりのす農場の藤原有二さんから自主上映をやりたいと電話をもらった。そして藤原さんは仲間を募ろうと近所の有機農家の人たちに集まってもらい試写会をした。しかし賛同を得られず、その冬は実現できなかった。でもいつかきっと上映しますからとメールがきた。私は「空想の森」は腐る映画ではないからと返信した。
  そして一年後の冬、再び彼から連絡が来た。私はとても嬉しかった。

  パラダイスファームでの上映で一番感じたこと。映画は人を結ぶ。そして人が映画をつないでいく。

2010年3月6日。
 久しぶりの道内の上映だ。上映機材、物販、シュラフや毛布なども車に乗せ、少し早めに出発。狩勝峠を越え富良野を過ぎ、美馬牛のゴーシュという店でお昼ご飯と休憩。自家焙煎のコーヒーがとてもおいしかった。雪のちらつく中、パラダイスファームを目指す。


上映会場の納屋 

 少し迷って14:30過ぎに到着。大正時代の納屋を移築した建物と聞いていたが、とてもおしゃれな感じの納屋。中に入ると、服、小物、野菜など色んなお店が並んでいてにぎわっていた。

  私は主催者のとりのす農場の藤原さんと場所を提供してくれたパラダイスファームの大井健太郎さんにごあいさつをして今日の上映の段取りを確認した。藤原さんは張り切っていた。

 

  そして日が暮れるまでに時間があるので、私もフリーマーケットを楽しんだ。綺麗な布を売っているのかと思いきや、フンドシだった。売っていた女性がとても感じのいい人だった。東京の人で、フンドシ一本でやっていこうと思い、近々このあたりに引っ越してくるとのこと。フンドシは全て彼女の手作りで、オーガニックコットンや麻が素材だ。フンドシのさきっちょに古布のポケットがついていたりしておしゃれなのだ。紐も古布を使っていた。おばあちゃんの古い着物をほどいて使っているとのこと。高崎の上映会の時に出会った人からもフンドシの良さを教えられていたので、試してみようと思い、フンドシ2本を買った。それから愛用しているのだが、すこぶる気持ちがいい。

フンドシ屋さん 

 そして納屋の隣の大井さんの自宅の方におじゃました。大井さんは奥さんのタカエさんと8ヶ月の友朗くんの3人家族。2003年から水田だったこの土地で、トマトの栽培を始めた。そしてジュースをつくっている。納屋はトマトジュース加工室と販売所なのだ。この納屋を気に入った藤原さんが、ぜひここで上映会をやりたいと思い、今夜一年越しで上映にこぎつけたのだった。

大井さんの自宅

 大井さんの自宅も、とても素敵だった。1階がワンフロアでキッチンと食卓とパソコン机。ウッドデッキがあって大きな窓からの眺めがとてもいい。病院からもらったという木の下駄箱や長いすなどもいい味を出していた。がっちりした木のベビーベットが存在感がある。1階は土足。アメリカの小さな農場の雰囲気だ。2回が寝室とリビングで、ここは靴を脱いであがる。大井さん夫妻がセンスがよくスマートだから家もそうなのだろう。でも就農して、ここまでくるにはきっと色んな事をひとつひとつ乗り越えてきたに違いない。トマトジュースは今まで飲んだトマトジュースの中で一番おいしかった。

 6年前、中富良野の大越さん宅で⒗ミリフィルムでラッシュ上映をした時、タカエさんは見に来てくれたそうだ。それを聞いてびっくりした。色んなところで人はつながっていくものだなあと。

 暗くなり、出店者の人たちが店じまいを始め、私たちは上映の準備にかかった。アンプがなく、スピーカーに音量調節がついてなかったので、DVカムでの上映ができなくなり、万が一のためのバックアップで持ってきたDVD上映に切り替えた。ハプニングがあったが、画と音を調整し、無事上映を開始した。

 40人ほどのお客さんで会場は満員になった。みんな毛布や座布団を持参していた。これだけ人が入ると、寒さの心配はまったくなかった。

  藤原さんが上映前にあいさつをした。仲間の協力で一年越しで実現できたこと、そして自分の役割はこの映画をつなぐことだと彼は言った。次に上映をやる人がいたら喜んで手伝うと。私は感動した。自分の映画をこんな風に思ってくれる人がいるなんて。「空想の森」はつくったスタッフ、登場してくれた人たち、協力してくれた人たち、そして上映してくれた人たちの映画になっている。

 納屋での上映は「空想の森」にぴったりだった。みんなすごく集中して観ているのがわかった。何より嬉しかったのは、笑いどころは100パーセント笑っていた。宮下夫婦のやりとりなんかは、みんなゲラゲラ笑っていた。上映後、大きな拍手をいただいた。うれしいやら恥ずかしいやら。  

二人ほど自主上映をやってみたいという人がいたので、資料一式を渡した。素晴らしい上映会だった。

 お客さんを見送った後、持ち寄った食べ物で交流会が始まった。いなり寿司、柿のようなきれいなオレンジ色のカボチャ、鶏肉の燻製(とりのす農園)、トマトスープ(パラダイスファーム)、パン、鹿肉の燻製などなど。

 メンバーは最近この辺りに移住してきた郷間さんご夫妻、神戸から移住してきた女性、農家の男性、旭川の女性、大井さん、藤原さん、私。色々な話をして本当に楽しかったし、勇気づけられた。こうやって話ができる人たちがここにもいるのだ。

  藤原さんはお客さんたちから、「よかったよ。ありがとう。」と言われて本当に嬉しそうだった。そしておいしそうにワインを飲んでいた。この上映会に人をよぶために奔走し、すばらしい上映会になり嬉しくてたまらないのだろう。そしてこの上映会をきっかけに新たな人のつながりができた。ここからまた何かが始まっていきそうだ。藤原さんはどうやら人をつなげていく役割になっていきそうだ。

  この晩は大井さんの2階の部屋に泊めていただき快適に眠った。

2010年3月7日。

 

 朝食をごちそうになり、大井さん一家と別れた。
  藤原さんの車について、20分ほど離れた当麻町のとりのす農場に向かった。藤原さんも7、8年ほど前に、内地からここに入植した。入植した頃は、「困ったら茶碗もって来いよ。」とまわりの農家の人たちに言われ、とても嬉しかったそうだ。そうやってまわりの人たちに気にかけてもらい、助けられてここまでやってきたそうだ。

  現在は、鶏を250羽飼い、野菜、米などをつくっている。ハウスの中には青々としたほうれん草が。今の時期のほうれん草は甘くておいしい。

 
とりのす農場にて。藤原さん。

  藤原さん手製のかんじきをはいて、散歩がてら農場を案内してもらった。もともと水田だったところを畑にした。何箇所か共働学舎の宮嶋さんに炭を埋めてもらったそうだ。2年後くらいに水はけがよくなったそうだ。畑の端まで歩くと、きれいな川が流れていた。

  母屋の脇の小屋で鶏の餌の調合をしている。その隣にも家があり、いづれはここでプリンをつくる作業場しようと考えているそうだ。 

 そして昼過ぎ、私はとりのす農場を後にした。今回も最高の上映会だった。

金森ホールにて上映決定(北海道函館市)

時:2010年5月23日(日)
時間:16:00~(予定)

マザーアースというイベントの中で上映します。
監督の田代も参加します。

詳細が決まり次第お知らせします。

旅する映画 その47 ブラボー!名古屋上映会

打ち上げ空色勾玉にて

7:00。起床。天気は上々。気持ちのいい陽が降り注いでいる。よっしゃっー!と身支度を整え下に降り、朝食をいただく。アキちゃんと久美子さんは6:00から準備をしていた。荷物満載の北村酒店のバンに乗り込み、アキちゃん夫婦、娘の結ちゃんと会場へ向かった。

本山生協の前にて

8:30。会場は本山生協4階のホール。店の前にすでに10人以上のスタッフが集まっていた。空色勾玉の谷陽子さん、事務局長の鶴橋美保さん、加藤貞子さん、べこちゃん、赤石君、高橋さん、長沼さんなどの他、初めて会う人も何人もいた。若者が多くてなんか嬉しい。9:00にならないと会場に入れないので、とりあえず車から荷物をおろし、生協の前で簡単なミーティング。そうこうしているうちに時間になり、4階の会場までみんなで荷物を運びあげる。

体育館のような会場だった。天井が高く床も板張りだ。これなら音はこもらない。音響的にはとてもいい会場でほっとした。会場左手が食のブース、手前右がキッズコーナー。正面が受付と物販。アキちゃんと美保さんが指揮をとり、それぞれが持ち場に分かれ準備を進めていった。出店の人たちも続々と準備にやって来た。ふと見回すと30人以上のスタッフがわらわらと動きまわっていた。椅子を200席ほど並べた。

受付嬢の加藤さんと高橋さん(左から)

スピーカーやアンプなどの音響はアキちゃんの友人たちが自前の道具を持ってきてセッティングしている。そろそろプロジェクターと業者から借りたDVカムデッキをセッティングしようかという時、問題が起こった。今回生協のプロジェクターを借りることになっていた。しかし何かの手違いで他のイベントに貸し出しをしてしまっているとのこと。プロジェクターがない?ガ-ン。

幸いアキちゃんの友人がプロジェクターを持ってきてくれていた。少し古いが急遽それを使うことにした。そしてアキちゃんはもう少し新しいプロジェクターを手配したが一回目の上映には間に合わない。二回目の上映にそれを使うことにした。

けっこう本格的な音響だった

今回はみんなプロジェクターに不慣れだったため、映像の調整に難航した。画面の左上に黄色いシミがあり、あまりきれいに映写できない。これは非常に残念だったがプロジェクターのせいなので仕方がなかった。しかし音がとてもいいので助かった。お客さんがどんどんやってきて、外は人であふれかえっているようだ。焦らないよう自分に言い聞かせながら一番いい状態で上映できるよう調整をした。

実行委員長の北村彰彦さん(アキちゃん)。いつものように前掛けをしめている

予定時間をだいぶ過ぎてようやく開場。飲み物や食べ物を持ってどっと人が入ってきた。小さい子供を連れた人たちもたくさん来てくれた。会場は100人くらいの人でうまった。実行委員会代表のアキちゃんの挨拶で上映会がはじまった。


出店が並んでにぎわった

会場の外には、井筒ワイン、ビール、共働学舎のチーズ盛り合わせ、手作りクッキー、かす汁、プリン、カレー、パン、コーヒーなどの店が並んだ。私もワインを飲みながら一番後ろから映画を観た。食べながら飲みながら、子供たちは出入りしながら、みんな思い思いに映画を観ていた。


キッズコーナー

キッズコーナーではパソコンの画面に映画をながしながら、長沼さんと奥田さん、そして谷さんの息子さんが子供たちの遊び相手をしていた。いい感じだった。一回目の上映が無事終わり、少し話をしたり質問を受けたりした。終わってからも会場の外でお客さんと話をした。

北村一家。左から結さん、彰彦さん、久美子さん

そしてすぐに2回目の上映の準備にかかった。プロジェクターを変えるのでまた始めから映像の調整をしたので時間がかかった。前のよりきれいな画面だが、かなり暗かったのが残念だった。少し時間が押して開場。今回、上映中の出入り口は、スクリーンに光が当たらない一箇所にした。アキちゃんの母さん、姉さんと子供たちも観に来てくれたのでご挨拶をした。

120人以上のお客さんが入り、上映が始まった。大盛況だった。人が多くて会場内の気温か上がってきた。窓を開けたり空調を入れたり、アキちゃんたちが動いていた。小さな子供をつれたお母さんお父さんも、同じような人たちがたくさんいるので、安心して映画を楽しんでいるようだった。アキちゃんも嬉しそうだった。かす汁、クッキー、カレーなど、食べ物もどれもおいしかった。共働学舎のチーズは完売した。


空色勾玉の谷さん(左)は今日はかす汁屋だ

お祭りのような上映会もいいものだなあと思った。そして大勢の人たちの頭越しに映画を観ながら、「空想の森」はいいなあとしみじみ思った。アキちゃんをはじめとする実行委員のみんながつくりだしたこの上映会。想像していた以上の素晴らしい会になったのではないだろうか。

カレー屋さん。

2回目の上映も無事終わった。司会のアキちゃんが娘をだっこしながら、今回の経緯などを話した。上映会をやることは初めてで何も知らず、思いつきでやろうと決めたものの、実現までの道のりは結構大変だった。でもやってよかったというようなことを話していた。私はそんな北村彰彦さんと出会えて本当にうれしく、映画をつくってよかったと心から思う。トークも無事終わった。


アキちゃんの友人たち。音響担当。

今回の上映会に協賛してくれた名古屋近郊で養豚業を営む「いさむ・ポーク」の社長の磯貝さんが観にいらしてくれた。とてもおいしい豚肉だそうで、北村酒店でもその商品を扱っている縁で、今回協力いただいたとのこと。共働学舎代表の宮嶋さんともお知り合いだそうで、上映後しばらくお話をした。
全員総出で撤収。大勢のスタッフのおかげで17:00前にきっちり終わった。

空色勾玉

そして、打ち上げ会場の空色勾玉にみんなで移動。勾玉にはあったかい灯りがともっていた。谷さんは1回目の上映後、先に店に帰って打ち上げの料理を準備していてくれた。アキちゃんたちは荷物の積み下ろしなどで少し遅れてくる。

テーブルには野菜を中心とした料理が並んでいた。飲み物はいづつワイン、沖縄のよなよなビールなど美味しいお酒ばかり。20人以上が集まった。アキちゃんを待ちつつ、軽くつまみながらみんなで乾杯した。しばらくしてアキちゃん一家が到着。また祝杯をあげた。乾杯は何度してもいいものだ。

鶏の手羽、いさむポークのオーブン焼きも出てきた。いさむポークの社長が打ち上げでみんなで食べて下さいと豚肉をくれたのだ。みんなで味わった。余呉の前田壮一郎さんからいただいた日本酒「天地の唄」(彼がつくった米だけを使った酒)も開けた。

飲みながら食べながら、私は色んな人と話した。そして、初めての人もいるので、一人一人自己紹介と上映会をやってみての感想を言ってもらうことにした。

たくさんの人がこの上映会にそれぞれの形で関わってきた。そして言い出しっぺのアキちゃん、よくやったなあと思う。そして、きっととても大変だったけれど、すごく面白かったろうなあと思う。

奥田さんが「次は滋賀県彦根で私がやります。」とみんなに宣言してバトンタッチをした。

みんなとびきりの笑顔だった。アキちゃんもみんなの顔を見て「やってよかったー!」と言った。

もう終わっちゃうのか、何だかあっという間だったなあと思う一方、アキちゃんが上映会をやったことで、人がつながっていった。また何か、ここで楽しみをつくっていける。これはただの終わりではない、始まりでもある。そう感じた。こんな素晴らしい上映会になるなんて誰が想像していただろう。いや、みんな想像していたに違いない。だからそのようになったのだ。

2009年11月9日。

9:00。起床。今日もいい天気だ。下に降りて朝食をいただく。

昨晩は打ち上げから帰ってきた後もアキちゃんと久美子さんと2:00までお茶を飲みながら話し込んだ。今日は月曜日。いつもの様に8:00に開店し、北村家の人々は朝早くか働いている。

私は午前中、彦根に帰る前に奥田さんと会い、その後、この近所に住んでいる加藤貞子さんと会い、いっしょに名古屋シネマテークに営業に行く。そして今晩はベコちゃんの家に泊めてもらう。

私は奥田さんを待つ間、店を眺めたり、屋上から通りを眺めたりしてブラブラとしていた。月曜日だからか、荷物や業者の人たちが入れかわりたちかわりやってくる。いつものお客さんもやってきて、買い物がてらなんやかんや言葉をかわしていく。日々の北村酒店もなかなかいいものだ。

10:30過ぎ、奥田さんがやってきて北村一家と別れた。近所の喫茶店で、彦根上映会について色々話をした。奥田さんは名古屋上映会に参加してとてもよかったと言う。自分のやりたい上映会が明確になったそうだ。そして意気揚々と彦根に帰っていった。

12:00。同じ喫茶店で加藤貞子さんと落ち合う。彼女は2008年のあいち国際女性映画祭で「空想の森」を観てくれた方で、それ以来名古屋上映の時はいつも色々と協力をいただいている。今回の上映会に参加して色んな人と知り合えて本当によかったと彼女は言った。貞子さんは映画が好きな人で、よく映画館に足を運んでいる。

平野勇治支配人

彼女に名古屋シネマテークまで連れて行ってもらった。飛び込みだったが、支配人の平野勇治さんがいらしてお話することができた。今回の上映会ではシネマテークでもチケットの取り扱い、宣伝など協力していただいた。そのお礼と上映会の様子を報告した。そしてぜひ、シネマテークで上映してもらいたいとお願いした。また名古屋の人たちに映画館でも観てもらいたいので、実現させたい。

映画館を後にして、貞子さんとランチを食べに行った。私のリクエストで和食。そして、ベコちゃんと待ち合わせている夕方まで、貞子さんの自宅にお邪魔させてもらうことにした。前から貞子さんに「うちの夜景を観に来てください。」とお誘いを受けていた。彼女の自宅は北村酒店から程近いマンションの13階の部屋で名古屋を見渡せるのだ。名古屋城、名古屋ドームなどなど、とても眺めがよかった。中国茶をご馳走になりながらおしゃべりをしているうちに暗くなってきた。夜景も抜群にきれいだった。あっという間に時間になり、貞子さんが大曾根駅まで送ってくれた。

そして待ち合わせの時間に少し遅れて神宮前駅に着いた。ベコちゃんに心配かけたが無事落ち合えた。そしてベコちゃんの家に帰ると、赤石君がいつものようにエプロン姿で迎えてくれた。私とベコちゃんはいつものようにテーブルにつき、赤石くんが次々と料理を出してくれる。今回は特にクリームシチューがとても美味しかった。ベコちゃんの家に泊まる時はたいがいもう仕事は終わりで帰るだけということが多く、私は気が抜けてリラックスしている時が多い。そういう時に赤石君の料理が食べられるのが何とも嬉しい。とてもシアワセな気分だ。

名古屋上映会が終わり、これから先、日にちが決まった上映会は今のところない。営業をがんばらなくては。でも、まあいいか。今までの上映の旅を自分の中で消化する時間も私には必要かもしれない。

ページ

記事分類

最近の記事

アーカイブ

トップに戻る このページの頭に戻る