2010年9月18日。
今回の上映会の主催は鷹栖町の松下音次郎さん、理香子さんご夫婦。
ご自宅がお二人の仕事場でもある。
音次郎さんは車椅子を使う人が使いやすいように加工する仕事をしている。
1階は木材を加工する様々な機械があり、小さな工場のようだ。
2階が自宅で週末にはカフェになる。
この日、雨の予報が出ていた。
前日に理香子さんと電話で話した時、天気の話題になった。
理香子さんは晴れ女、私も晴れ女。
だからきっと大丈夫だと。
その通り、スカッと秋晴れで気持ちのいい日になった。
私が松下家に到着すると大にぎわいだった。
この日「sunにー市」が庭で開催されていて、様々な出店が所狭しと庭に並んでいた。
左:松下理香子さん、右:ふんどし屋さん
理香子さんは関西風うどん屋。大繁盛していた。
お出汁がとても上品でおいしい。
後で出汁のとりかたを教えてもらった。
音次郎さんは母屋2階のデッキにある五右衛門風呂で子供たちを風呂に入れていて大忙し。
フンドシ 和寒のフンドシ屋さんも出店していた。
ウッドデッキの上でフラダンスが始まり場が華やいだ。
大人も子供もみんな楽しんでいた。
自分の家でこういう祭をやってしまう音次郎さんと理香子さんはすごいなあと思う。
15:00過ぎ、市は終了。
私と音次郎さんは18:00からの上映会の準備のため、ここから車で5運ほどの会場の古民家・ノーマライゼーションセンターに向かう。
行く途中に今日の「空想の森」上映会と明日のイベント「あるひ、森で・・・」の看板をいくつか見かけた。
私の好みの感じで嬉しくなる。
機材を運び込み上映準備にかかった。
プロジェクターは最近音次郎さんが購入したもの。
小さくて明るくてなかなかよかった。
スピーカーは音次郎さん自慢のもの。
どこで聴いても音が同じように聞こえるという。
木の筒型でそれほど大きくはない。
この音が本当によかった。
音量を上げても耳ざわりが悪くなく、まろい音で私の好きな音質だった。
スクリーンはこれまた音次郎さんの手づくりで150インチ以上はある大きなもの。
どこにでも売っている白いテーブルクロスの生地を買ってきて(2700円)、上下の木の板にガムテープで生地をはりつけた。
そしてスピーカー用の三脚に木の板をくっつけて、それにスクリーンを固定するという極めてシンプルなつくり。
この白地のテーブルクロスが優れもので、発色もよく、へたなスクリーンよりよっぽどいい。
音次郎さん自慢のスピーカー
上映会をやると決めてから、音次郎さんはいい上映にするために機材について調べ上げたそうだ。
その甲斐あってクオリティの高い上映となった。
私はそれがありがたく、嬉しくてたまらない。
当然のことながら上映会は毎回、場所も機材も違う。
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