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旅する映画 その73 トロピカルツアー 那覇にて vol.9

2010年12月4日。晴れ。
少々疲れがたまってきている。
喉が少し痛いので「屋台バザール」でトムヤンクンでも食べようか。
出かけに、宿の受付のナオコさんと、彼女のオススメの店、私が行ったお店など話す。

屋台バザールは準備中の札がかかっていた。

戸を開けてマスターに聞くと、子供のお遊戯会を見に行っていたから今から準備とのこと。

私はブラブラしてから又来ることにした。

とはいっても、お腹がすいた。

節子鮮魚店で刺身をちょこっと食べようと。

あわびも、焼いてもらった。

マコトさんは時折来るお客さんの対応をしながら、きびきびと店内を動いている。
カッコいい。
店を継ぐ前まではスーツを着て仕事をしていたそうだ。

それはそれでカッコよかっただろうなあ。

奥さんの奈津子さんも映画館でお会いした時、一瞬誰だかわからなかった。

普段着がとても素敵だった。

マコトさん。

ナオコさん。

私がビールを飲みながら食べていると、宿のナオコさんがやってきた。

さっき節子鮮魚店の話をしていたら、カキが食べたくなったと。

そこで色々な話をした。

ナオコさんの宿も物語のある宿なのであった。

ビールも飲みたいけれど、まだ仕事なので。と宿へ戻っていった。

ナオコさんにススメられた「ひばり屋」。

入り口に、「トイレに行っているのでもうすぐ帰ってきます」という紙がはられていた。

少し待つと店主の辻佐知子さんが戻ってきた。

佐知子さん。

私は深入りの珈琲を注文した。
佐知子さんは東京で映画学校に行っていて、20代の頃、16ミリで自主制作の映画を1本つくったことがあるとのこと。

今度那覇で自主上映をする時、ぜひ観てもらいたいと思った。

私は左の椅子に座った。

なかなか高さがいい。

空き地の青空カフェ。

気持ちよかった。


屋台バザール入り口。
トムヤンクンを食べた。

そしてがじゅまるガーデンへ。

直美さんから封筒をもらって、チラシを波照間に送った。
その時教えてもらったクロネコヤマトの店は、節子鮮魚店のすぐ近くだった。

色々な方向から歩いて、迷路のようなこの辺りの道がようやくわかってきた。

がじゅまるガーデンへの帰り道、「プッチト・リュ」に立ち寄った。

ワインとお惣菜ちょっことを外のテーブルで食べた。

やはりおいしい。中は満席でにぎわっている。
少しすると、健一さんが出てきて、空想の森のチラシにサインをして欲しいと頼まれた。

恥ずかしかったけど名前を書いた。

そして、那覇でやる自主上映会では映画と何かコラボできたらいいですねと話した。
店の名前の意味を尋ねた。

プチットは小さい。リュは道。

ほんと、この店にピッタリの名前だ。
そんなことを話していたら、店の前を通りかかった男性から「映画関係の方ですか」と声をかけられた。

その人は、明日の那覇マラソンに出場するために、福岡からやってきたそうだ。

仕事がツタヤの関係で、自主制作の映画にも興味があるとのこと。

ここで会ったのも何かの縁と、名刺を交換した。

那覇最後の夜。直美さんと2件の店をはしごした。

2件目はがじゅまるガーデン近くのワインバー。

ワイン、泡盛、日本酒も取り揃えていて、料理もおいしかった。

ここで偶然、直美さんの店のお客さんの達也くんに出会った。

彼は友人の結婚式の帰りで、そこで会った友達二人といっしょだった。
達也くんのことを直美さんはたっちゃんとよぶ。

たっちゃんは北海道・北見出身で沖縄に移住してきてまだ9ヶ月とのこと。

私はなぜだかたっちゃんが大好きになった。

あったかくてまっすぐで人間くさい感じの人のように感じた。

夢をもって沖縄に来たのだろう。

那覇の自主上映会で、またたっちゃんに会いたい。

左:たっちゃん。右:地元の愛乃さん。

今回、直美さんには色々お世話になった。

彼女のおかげで、今回の那覇滞在は濃密で忘れがたいものになった。

本当にありがとうございました。
でもまた、那覇の自主上映会で宜しくお願いいたします。

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