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風のたより その236

昨日は与那国島の自衛隊基地建設の民意を問う住民投票の日だった。

結果は賛成が反対を上回ったそうだ。

この投票には中学生や永住している外国人にも投票権が与えられたとのこと。

 

4年ほど前のトロピカルツアーで

沖縄本島、石垣島、西表島、波照間島、与那国島と上映で回った。

どの島も全く違う空気で面白かった。

その中でも与那国は独特な雰囲気を感じた島だった。

 

私が訪れた時もこの問題はくすぶっていて

島の人たちにとって大きなことなんだと肌身で感じた。

お世話になった人や出会った人たちの顔が浮かぶ。

 

 

風のたより その235

風の強い日だった。

 

風の映画舎分室に戻る途中

いつも通る道が

吹き溜まりの雪で埋まっていた。

それで、少し遠回りになるが

もう一つの道を行った。

少し行くと、そこも吹き溜まっていて

それ以上進めなくなった。

車を止めて、戻るべきか思案していた。

 

すると、除雪車が向こうから除雪しながらやってきた。

私の横に来たところで停車し、運転席の窓が下りた。

「もうすぐそっち側も開けるから少し待ってて。

道道に出るまで、後を付いて来ればいいから。

今、この先で車が一台はまって、やっと抜けたところだ。」

と言って、また除雪作業を開始。

 

親切に教えていただいたので

待つことにした。

 

向こうから今しがた開いた道にパトカーの姿。

また私の横で停車し、窓が下りた。

顔に水滴をたくさんくっつけたお巡りさんの顔。

 

「今、少し先で埋まった車を2時間かけて掘り出したところだ。

国道まで戻ってバス路線を行った方がいい。」

と。

おわまりさんご苦労様。

 

でも除雪車を待つことにした。

 

間も無く除雪車がやってきたので後ろをついて走った。

 

途中、スコップを持ったおじさんがいたので車を止めた。

救出された車の人だった。

どれだけ大変だったか、まだ興奮さめやらないようで

ひとしきり話が続いた。

 

 

そして無事に道道まで出られた。

 

 

[…]

風のたより その234

 

このところ、きつねうどんばかり食べている。

 

お出汁をひいて

お揚げを炊いて。

 

美味しくて飽きないのです。

 

お稲荷さんもつくりたくなってきました。

 

風のたより その233

一日の時間の中で

夜明け前が、体に最もパワーが蓄積されていると聞いたことがある。

 

一年という時間の中で言えば

二月がその時期にあたるのだそうだ。

 

春、一斉に芽吹くために

今、じっと雪の下で力を蓄えていると考えると合点がいく。

 

風のたより その232

白湯がおいしい。

これで淹れるお茶やコーヒーもワンランクアップの味になる。

 

鉄瓶で沸かすと

格段に美味しくなるうえに鉄分も取れる。

ガス台を使うことなく、ストーブの上に置いておけばお湯が沸く。

そして部屋の湿度も上がる。

いいことが多い。

北国にはびったりのものだとつくづく感じる。

 

ちょっとした気配りとお世話が必要だけど

それもまたいいものである。