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大津上映会情報(滋賀県)

2月に滋賀会館で観てくれた方が開催します。 6月12日の彦根上映会に、仲間6人で視察に来てくれました。

上映日 2010年10月23日(土) 上映場所 大津友の家 大ホールにて(JR大津駅から徒歩5分) 上映時間 1回目 10:30~ 2回目 13:30~ チケット 前売1000円・当日1200円 中高生は前売り・当日共に500円

*共働学舎のチーズの販売や軽食も用意します。 主催 大津友の会「空想の森」上映有志の会 問い合わせ 090-4289-3538 (中居敦子)

旅する映画 その58 北海道・鷹栖町下見編

2010年7月23日。 会場の下見と打ち合わせに行ってきました。 ここが上映会場です。 「キッチン らいる」から車で5分ほどです。 中はこんな感じです。立派な欄間もあり、かなり裕福な農家だったのだろう。 板戸をはずせば、結構な人数が入る。ごろっと寝ながらも見られる。 パイプいすもあるので、膝をつくのが大変な方は椅子に座って見られる。 北海道・鷹栖町上映会 日にち 2010年9月18日(土) 時間 17:30 会場 18:00 開演 *監督の田代も参加します。上映後、質疑応答などあります 会場 ノーマライゼーションセンター(鷹栖町にあった築100年ほどの古民家です) チケット 前売り 1500円 当日 1800円 *中学生以下無料・高校生半額 問い合わせ 松下まで 090-6261-5141 関連イベント情報 *9月18日(土)「SUNにー市」 場所:キッチン らいる 時間:11:00~15:00 食べもの、リラクゼーション、布、小物などバラエティにとんだ店が並びます。 *9月19日(日)「ある日、もりで」 場所:ノーマライゼーションセンターの裏手の森 プロ・アマの作品を森の中に展示します

上映会を主催する松下理香子さん。 3月のパラダイスファームで映画を見てくださった。 その後偶然、旭川の斉藤牧場のメゾン・ド・キミコのイベントで再会したりした。 松下さんの家。木~土曜日、2階はカフェになる。 店の名は「らいる」。 1階はご主人の音次郎さんの工房兼作業場。 障がいのある方の椅子、車椅子などを作っている。 私がご馳走になったランチです。 野菜がたっぷりでおいしかった。 水田に囲まれています。 カフェの窓からの眺めがいいです。 庭はこんな感じ。 ここで去年、「さんにい市」をやって大好評だったとのこと。 今年もここでやります。 今ままでここで一人芝居など様々なイベントをやってきたそうだ。 そしてこの日、私は旭川の漆職人の堀内さんのお宅に泊めていただく。 […]

旅する映画 その57 彦根にて 花しょうぶ通り商店街の人たちといっしょに

花しょうぶ通り商店街のとばっくちにある「とばや旅館」。 創業130年の歴史がある。 ここのお母さんがこれまたいいのだ。 私もここに泊まり大変お世話になった。 祭りの期間中、ここはさながら合宿所のようだった。 出店する作家さんたち、ボランティアの学生たちでおおにぎわいだった。 細い廊下を譲り合いながら通った。 とばや旅館の伝説のてるてる坊主。 勝負市は毎年入梅時期に開催する。 このてるてる坊主をかけて、今まで10年間、祭りは雨にあたっていないそうだ。 勝負市前夜祭。 関係者が集まった。 滋賀大学の山崎一眞先生、滋賀県立大学の柴田いづみ先生がこの祭り、商店街をサポートしている。 だから祭りは多くの大学生が関わっている。 商店街の人たちと若者たちがいっしょになって祭りを盛り上げている。 今年の前夜祭は学生の参加が少なかったので、たくさん料理があまって、みんなにお持ち帰りを配った。 左が小杉さん。右が県議会議員の中沢けいこさん。 勝負市前夜祭。 私も参加。 ビールをしこたま飲んだ。 花しょうぶ通り商店街の小杉さんが色々な方たちを紹介してくれた。 前夜祭にて。 同じテーブルにいた紙切り作家さんが即興で切って私にくれた。 とばや旅館の私の部屋から見える風景。 上映会前のスタッフミーティング。 奥田さんがつくった綿密なその日のスケジュール表を見ながら。 前日の準備から延べ20人以上の学生さんたちが交代で手伝ってくれた。 本当にありがたかった。 そして若者が多いと活気が出てくる。 上映前、挨拶をする奥田代表。 毎回お客さんに合わせて話ができるほどになっていた。 彼女の気持ちがそのままこの上映会になっていた。

 

奥田さんの呼びかけに多くの方々が賛同してくれた。

12日の受付。 とても暑い日で大変でした。 来る10月23日の大津上映会の実行委員メンバーも視察を兼ねて見に来てくれた。 後列右から2番目の方が藤重さん。 彼女が2月滋賀会館で「空想の森」を見て、前列右の中井さんに自主上映をやろうとけしかけた。 奥田さんとも話ができて、アンケートボックス、タイトルなど、名古屋上映会から引き継がれているモノが大津に渡されることになった。

スタッフたち。 右は名古屋上映会のスタッフだったベコちゃん。

 

夜勤明けにかけつけてくれた。

もう一人名古屋上映会スタッフの長沼さんも見に来てくれた。

右から2番目は県立大学建築科・柴田いずみ先生のゼミの出口拓磨さん。

彼は二日間通しで上映会のスタッフをしてくれた。

よく気がつき、素晴らしい働きをしてくれた。

こういう若者と出会うと、私はとても嬉しくなる。

上映会場。

当然ながらその日、その回によって全く違う雰囲気になる。

[…]

旅する映画 その55 函館再び

金森ホール

十勝から函館へ。

車に機材を積み、ロングドライブ。

淡い緑、濃い緑、新緑のグラデーションが体を潤してくれるような道中だった。

昨年秋に函館で上映した時に見てくれた方が、「また上映したい!」と、マザーアースというイベントの中で上映できるように働きかけてくれたのだった。

マザーアースは、函館でアロマセラピーのサロンとスクールを経営している近江さんが中心になって開催しているイベント。

今年で5回目。

3日間やるのは初めてだそうだ。

今年のテーマは「あなたと地球がつながる日」。

レンガづくりの金森ホールの中で、ヨガやキャンドルづくり、草木染め、アロマ、アフリカタイコのワークショップ、そして沢山の出店も並んだ。

また、今年は函館で結成されたN’DANAの10周年。

初日にそのライブがあり大変盛り上がったようだ。

「空想の森」の上映は最終日の最後のプログラム。

私は上映前日に函館入り。

機材や上映のチェックをするためだ

。金森ホールで、実行委員長の近江さんと金森ホールの笹井さんと初めて顔を合わせた。

笹井さんとは機材や上映準備のことで何度もやりとりをしていた。

とてもしっかりした方だったので、私は上映に関しては安心していた。集客が少し心配だった。

前売りがあまり出ていないと聞いていたからだ。

21:00。金森ホールでその日行われていた結婚式が終わり、ホールスタッフは一斉に撤収を始めた。

そして上映チェックの準備。

スクリーンは備え付けがないため、前回上映した森町のハル小屋さんからお借りしたとの事。

会場の広さからすると少し小さいめ。

プロジェクターを天井からつるしているため調整が難しかった。

スクリーンにいっぱいいっぱいに画を映す事に手間取った。

小一時間ほどかかってチェックを終えた。

明日の金森ホールでの上映が楽しみになってきた。

今回も宿泊などでお世話になる池田誠さんと、今回N’DANA山北さんと教会でライブをしたアフリカの楽器ムビラ奏者アキさんと3人で飲みに出かけた。

学生がよく来る飲み屋だそうで、ラムボールがやけにおいしく居心地がよかった。

アキさんは中南米やアフリカなどの国を旅した人で話がとても面白かった。

私と誠さんは結構飲み、久しぶりにゆっくり話せてよかった。

誠さんは明日マザーアースで新得共働学舎のチーズを売るとのこと。

アキさんは帰る汽車の時間までそれを手伝うそうだ。

山田圭介一家もヤギチーズ製品を売りにやってくる。

そしてとうとう4月に共働学舎をやめ、圭介一家の近所・大沼に引っ越した山田聡美一家も映画を観に来る。

この日は、とっていただいた駅前のホテルに宿泊。

左:あきさん、右:池田誠さん。共働学舎のチーズで出店。上映後、完売した。

2010年5月23日。

午後、金森ホールへ向かう。

駐車場は満車。

沢山の車が並んでいたので、届け物もあったのでPan屋へ向かう。

あいにくおかみさんも親方もこなひき小屋の方にいて不在だった。

まだ時間があったので、パン屋の2階の茶房たかはしに入ってコーヒーを飲んだ。

店主の方に話しかけられたので、今回の上映のこと、映画の事などひとしきり話をする。

そして駐車場に戻ると待っている車は減っていて、30分ほど並んでようやく駐車できた。

金森ホールの中はたくさんの店が並び、人であふれていた。

圭介一家、誠さんも店を出していた。

私は前の上映で映画を観てくれた人に結構話しかけられたりして嬉しかった。

今日の上映会の司会をしてくれる山北さんや、近江さん、ホールの笹井さんなどと軽く打ち合わせ。

そのうちマーケット終了の時間になり、みんな撤収を始めていた。

私は店をよく見ることができず残念。

上映準備。椅子を並べ、音と画のチェック。昨晩あらかたやっていたので短時間でできた。

[…]

彦根上映会無事終了いたしました

2010年6月12・13日の彦根上映会には、多大なご支援・ご協力をいただき、大変ありがとうございました。みなさまのお陰で、私の予想を遥かに超える素晴らしい上映会となり深く感謝しております。

今回の上映にあたり、映画を観ていただいたお客様、上映に関わっていただいた方を合わせると200名を超える人数となりました。上映当日は、バタバタしており、周囲のスタッフの方が、どんな表情だったのかも見るゆとりがありませんでした。今、上映会を終えてスタッフの方がたのスナップ写真を見て、みなさん良い顔をしていただいているなぁと。私も、受付で、休んでいた時の写真が穏やかで良い顔をしていました。当日、ご協力いただいたスタッフの方には、その日に初めてお会いする方も多かったのですが、綿密に事前打ち合わせしていたかのように素晴らしい連携プレーで動いていただいていました。滋賀県立大学の「未来看護塾」の学生さんには、きめ細かい配慮の下に後片付けもしていただき、予想を超える短時間で片付けを終える事ができました。

滋賀会館シネマホール上映後に田代監督に私のノートに書いていただいた「一人ではできないことも仲間となら2倍・3倍・百倍にもいいものができる」を体感した日々でした。本当にたくさんの方の応援をいただき、私も成長させていただきました。

私の人生は、映画「空想の森」と田代監督との出会いで、今までには、考えられなかった新しい方との出会いで、日々刺激的でした。上映会の話と並行して、自分の夢を語っていたのですが、抽象的だった夢が人と話すうちにどんどん具体的になり、自分では、当初、考えが及ばなかった「子育て支援 休み処 結 」が地域に開かれた場所になりそうです。たまたま付けた「結」という名のようにみんなで支えあっていける場所にできたらと考えています。

当初 、自宅を解放するので、自分が疲れない程度に口コミで利用していただけたらと考えていたのですが、新聞各紙に大きく取り上げていただいた事もあり、「なんか、おおげさな事になって」と自分自身が追いつけていない状態です。最終責任は、私にありますが、それを助けてくれる人もたくさんいると今回の上映会で実感しました。「人生に無駄な事って一つもない」ということも。今まで、職場で体験してきた事、人との関わり。今までの日々があり、今回の上映会の成功に繋がったのだと。

もう、私の周りの人達は、次の目標に向かって歩いています。私も、そんな人達にこころを動かされています。(体力的には、動けない状態なのですが‥) 昨年、10月に「上映会を彦根でやりたい」と申し出てから、ここ数ヶ月は、私の今までの数十年分くらいの時間の流れの速さでした。

私の手に入れたかったものは、そんなに遠くにいかなくても自分の足元にあった事に気づかさせていただきました。私の一番の宝物は「家族」です。自分の家族が幸せだから人も幸せになってほしいと。娘二人を巻き込み、上映日の2日目は、終日手伝ってもらう結果になりました。打ち上げの写真を見たら、みんないい顔をしていました。娘たちは、「なんかわからんけどお母さんが頑張っているから‥」と手伝ってくれたようです。頑張っていたら人の心が動くのですね。

今回の上映会を進めていくうえで、最初は、一人で行動する事が多く孤立感がありました。でも、私の側には、いつも田代監督がいてくれて、落ち込んでも「やめたい」と思ったことは、一度もありませんでした。監督の方からは「やらされていると思うんやったら、辞めてもいいんやで」と言われた事はあるのですが‥(苦笑い)。

これからも、今回の出来事をバネにして「感謝」の気持ちを少しづつ形にしていけたらと思っています。会場に起こしいただけなかった方にも励ましのお便りをたくさんいただいて、大変心強かったです。今後とも、引き続きご声援・ご支援いただくよう、よろしくお願いいたします。応援していただいた皆様「本当にありがとうございました」。

2010.6.17 「空想の森」彦根上映委員会代表 奥田好香