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風のたより その53 高崎からの風

高崎市民測定所クラシルから、この一年の報告のお便りがきた。

2012年4月21日に開設。

それから、930検体の測定をしたそうだ。

そして「放射能との付き合い方」藤村靖之先生(非電化工房)、

「放射能に克つ農の営み」野中昌法先生(新潟大学)の講演会を主催。

これからも、講演会や勉強会、そして食や農やエネルギーの自給など、

原発に依存しない社会をつくるための暮らしのネットワークづくりをしていきたいと締めくくられていた。

竹渕さん、甲田くん、岩田さんなどなど、高崎のみんなの顔が浮かぶ。

 

 

風のたより その52 大沼にて

裁判の翌日。

野村さんといっしょに大沼へ行った。

山田農場ではユウサクとコウサクが、スキーをして遊んでいた。

ハルサクはバケツを持ってお母さんのお手伝い。

 

 

 

あかり農場へ。

久しぶりに聡美さんと会った。

あかりも日菜も元気だった。

ちょっとのつもりが夕食までごちそうになった。

聡美さんはすっきりしていた。

それがとても嬉しかった。

 

ここで生きてるぜ!っていうような感じ。

風のたより その51 3月11日

昨日は猛烈な西風。

吹き溜まり、わんさか。

ホワイトアウトすることもしばしば。

天気はよかったが、車を走らせると嵐だった。

 

2013年3月11日。

もう二年が過ぎたのかと思う一方で、

まだ二年しかたっていないのに、と思うことも多々。

 

この二年間。

色んな土地へ行き、たくさんの人に会い、様々なことを感じ、

記録してきた。

出会った人たちの顔が次々思い浮かぶ。

それぞれの場で、今を一生懸命生きているのだろうな。

私も頑張らねば。

 

3月下旬あたりに、最後の撮影をする。

一坪キャメラマンを呼んで、洞爺湖・ラムヤートで。

先日、オーナーのマスキくんと話したら、意気揚々としていた。

新しい窯も完成し、おいしいパンが焼けているらしい。

いい撮影をしたい。

 

その前に、15日は函館地裁で大間原発の裁判に行ってきます。

 

風のたより その50 めずらしいお客さん

 

のらくろ編集室の庭にめずらしい鳥がやってきた。

首の朱色が美しい。

数羽で来ていて、庭の木に止まって、残り少なくなった実をついばんだりしていた。

 

ネットで調べたら、「ウソ」という鳥らしい。

外にいたテツはじっと見入っていた。

その距離2メートル。

 

そのうちの一羽が突然、ガラス越しに見ていた私の方に突進してきた。

ガンッとガラス窓にぶち当たり、そのままみんなどこかに飛んで行ってしまった。

テツも私もびっくりした。

 

風のたより その49 知らなかったこと

 

岐阜県土岐市に「核融合科学研究所」があります。

私はこの施設の存在を知りませんでした。

この研究所が計画する重水素実験について、このHPを通して岐阜の方からメールをいただきました。

 

以下、資料からの抜粋です。

実験は、重水素を使って1億2000万度の超高温のガス(プラズマ)を作ることが目標。

太陽で起きている核融合反応を、炉の中で実現する核融合発電に向けた基礎研究として行う。

土岐、多治見、瑞浪の地元3市は、今年度中に実験開始に同意する方向で動いている。

 

1998年から核融合発電の実用化を目指して「大型ヘリカル装置」を運用する同研究所は、

研究の進展に欠かせないとして、放射性物質のトリチウム発生をともなう重水素実験を始めるため、

地元3市と3月末までに協定を結ぶ方針を示している。

一方、反対住民は約2万人の署名を古川市長に提出する準備を進めている。

 

以下、毎日新聞から抜粋

02年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さん(86)が反対する見解を記した手紙を、

隣接する同県多治見市の古川雅典市長に送付していたことが28日、分かった。

「多治見を放射能から守ろう!市民の会」の井上敏夫代表(63)の依頼を受けて送ったという。

手紙には「現在使われている核分裂の発電施設から発生する中性子の10倍も高いエネルギーの中性子が出ることを防ぐ方法が全くない」

などと記され、小柴さんは毎日新聞の取材に「現状での実験は時期尚早」と話した。