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シネマスコーレ2日目も盛況!

シネマスコーレ(名古屋)2009年1月10日~16日 10:30~上映! シネマスコーレ http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/home.htm

2009年1月11日。 名古屋上映2日目。 べこちゃんにお礼と挨拶をして、 赤石君といっしょに劇場に向かう。 10時過ぎに劇場に到着。 この日は、舞台挨拶する予定ではなかった。 べこちゃんが泊めてくれたから今日も挨拶することができるようになったのだ。 ただし、名古屋から帯広への飛行機は一日一便しかない。 11時過ぎには劇場を出て空港に向かわなければいけなかった。

この日も初日に引き続き、客足がよかった。 沢山の人が並んで待ってくれていた。 なので、パンフレットとCDへのサインは、上映前の時間しかできない。 劇場スタッフが並んでいるお客さんにそのことを伝えた。 すると、チケットを買ったお客さんが、パンフやCDをまだ映画を見てないのに買ってくれた。 そしてサインをした。 親川安紀子さんと。 現在は結婚して沖縄に暮らしている友人がたまたま旅行で 名古屋に来ていて、見にきてくれた。 彼女は応援団にもなってくれて、映画づくりを応援してくれていた。 上映前の少しの時間しか話せなかったが本当に嬉しかった。

この日も初日とほぼ同じ人数だった。 上映前に短くご挨拶をした。 お客さんと最後までいっしょに見ていたい衝動にかられた。 スタッフの人たちに挨拶をして、 後ろ髪を引かれながら、名古屋を後にした。

左:スタッフの木全哲さん、右:私

帯広空港につくと、雪の世界だった。 前日に60センチほど降ったらしく、空港に置いていた車は 埋もれていた。空港に雪かきシャベルを借りて、車を掘り起こすのに 小一時間ほどかかった。

それでも、名古屋の興奮がさめていなかったので、 雪かきも、苦にならなかった。

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シネマスコーレ(名古屋)初日盛況!

2009年1月10日~16日10:30~シネマスコーレにて上映 シネマスコーレ http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/home.htm

昨年9月、あいち国際女性映画祭に招待され、「空想の森」が上映された。 びっくりするほど多くのお客さんに来ていただいた。 満席となり、せっかく来たのに見られない人も大勢いた。 質疑応答でも沢山の質問が出た。 そんなこんなで私は名古屋というと、暖かく幸せな気分を思い出す。

11月下旬にキャンペーンもしっかりしたし、自分にできる全てのことをした。 とはいっても、いつものごとく、初日を迎える前はやはり落ち着かない。 期待と不安で緊張する。

1月9日。 夕方に名古屋に到着。すぐ劇場へ。 スタッフの方たちに挨拶をする。 夕ご飯は、支配人の木全さん、スタッフの坪井さん、高橋さんと 近くの居酒屋へ。 明日からの上映の成功を祈ってみんなで乾杯をする。 名古屋名物の手羽先、味噌カツ、きしめんなどをご馳走になる。

1月10日。 私は10時少し前に劇場へ行く。 スタッフは掃除をしたり、看板を出したり、大忙しで働いている。 ぽつぽつお客さんがチケット窓口に並びだした。 そしていつのまにか長い列になっていた。

その中には、昨年9月の女性映画祭に見に来てくれた人や 当日満員で見られなかった人がいて、 何人かの方が私に声をかけてくれた。 20年ぶりに会う高校の同級生も見に来てくれた。 映画祭の事務局の加古さんもお土産を持っていらしてくれた。 もう、それだけで、かなり嬉しくてテンションが上がってきた。

上映前、木全支配人が私を紹介してくれて、ご挨拶をした。 50人ほどの席に40人弱の方がいらして、大盛況だ。 私もお客さんと一緒に映画を見た。 いい感じの空気が劇場内を包んでいた。 そして、やっぱりおもろい映画だなあとしみじみ思った。

上映後、坪井さんが司会をして質疑応答をした。 3、4人の方の質問にお答えした。(あまり時間がなかったので) いくつも心に残る映像がありました。と前置きしてから質問をされたり。

外のテーブルで、パンフレットやCDを買っていただいた方にサインをした。 長い列ができた。 サインをすることに、私はまだ慣れず、非常に照れくさい。 私のサインでいいのかなあといつも思う。 でもしっかり日にちと名前を書き込み、買ってくれた人と少しお話するのが嬉しい。

左:坪井篤史さん

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高崎上映会報告

すぎな農園にて。竹渕さんご夫妻。進さんと智子さん。 2008年12月14日。 「空想の森」高崎上映会。

高崎では、 なんと言ったらいいのか・・・。 言葉で言い表せない喜びや感動を、 高崎の実行委員のみんなと味わった。 私にとって一生忘れられない上映会となった。

受付 右が甲田君、真ん中が田中さん

午前1回午後1回。 2回上映をした。

午前は冷たい雨が降っていた。 午後からは陽がさしてきた。 なんと、合わせて約100人のお客さんが見に来てくれた 。

その中には、赤ちゃんや5歳未満の子供たちも結構いた。 子供たちは上映中、スクリーンの前に敷いた絨毯の上で きゃっきゃっとはしゃぎまわたっり、 泣いたり笑ったり、映画音楽を口づさんだり。 そりゃもう、楽しそうだった。

お客さんはくすくすとよく笑っていた。

上映後の質疑応答。 年配の男性が、 まず、上映の雰囲気がすばらしかったと言った。 子供たちのはしゃぐ姿がスクリーンの中の映像とマッチして、 それをふくめて、楽しめた映画会でしたと。

まさにその通りの上映会だった。

男性が、新得バンドの音楽がとってもよかった、 素晴らしかったと言った。

そのせいか、今回は CDがパンフよりもよく売れた。

あともうひとつ、とても嬉しかったのは、 ナレーションと字幕が、絶妙にいいと言われたこと。 これは、言葉選び、間、どこまで説明するかなど、 非常に考え悩んだことであったので、 本当に嬉しかった。

お客さんは子供たちの泣き声や笑い声やはしゃぐ姿を あったかくみまもりながら、または映画の一部として楽しんでいた。 誰一人、うるさいなどと言う人はいなかった。 竹渕さんが中心となって募った上映実行委員会のメンバーも10人以上いた。 若い人が多い。だからなのか、なんか活気がある。 受付、駐車場係りなど、みんなで仕事を分担して張り切っていた。

この2ヵ月、仕事の合間を縫って、 説明しにくいこの映画の宣伝を、一生懸命やってきた。 そしてみんなの力でこんなにお客さんを集めたのだ。 高崎上映委員会のメンバー

上映後、会場の近くで、まずは簡単な打ち上げをした。 共働学舎のチーズと 実行委員の田中さんのつくったワインとデザートなどを みんなでいただいた。 そして実行委員のみんなが一言づつ、自己紹介や感想などを言った。 この時点で私は泣きそうになっていた。 […]

高崎上映会(群馬県)は盛況!

すぎな農園にて。竹渕さんと飼っているヤギ。 名前は「マキバ」

東京はポレポレ東中野で、「空想の森」をみた、竹渕進さんが 自分の町で上映会をやりたいと思い、 仲間を募って、高崎市で、「空想の森」上映実行委員会を立ち上げた。 2008年12月14日。 一日2回上映をして、約100人の方が見にいらしてくれました。

第七芸術劇場公開日記 12/1

第七藝術劇場 http://www.nanagei.com/

2008年12月1日。 今日から師走。 私は午後の便で帯広に帰る。 10:00 劇場へ。13人のお客さん。 しかし何度観ても、「空想の森」は面白い。 でも本当に、3回目くらいが一番面白く観られると私は思う。 そのことを、色んな人たちにも言うのだが、 宣伝の楠瀬さんや、スコーレの木全支配人なんかは あきれ顔で「自画自賛」と言う。

人数は少なかったが、上映後に拍手をしてくれる人がいた。 すごく嬉しかった。

ロビーで若い女性に話しかけられた。 「すごくよかった。観ていて涙が出てきました。若い人に観てもらいたい。 自主上映やってみたいです。」と。 年配の男性にも声をかけられた。 「妻が北海道出身ということもあって、ふらっと観に来たのだが、 自分の知らないことがたくさん出てきてとても面白かった。」 もう一人、女性は 「新聞を読んで観にきました。でも、私は新聞とは違う感想を持ちました。 パンフレットをチラッと読んだのですが、監督の文章を読んで腑に落ちました。」と。

人数は少なかったけれど、 この映画は確実に人にひっかかるものがあるというか 伝わるものがあるんだと改めて実感した。 私が切り撮った私の大事な人たちの日常から、 見ず知らずの人が色んな事を感じ、想い、考える。 映画って素晴らしいと思う。

第七藝術劇場の松田社長

劇場の人に挨拶をして私は少々興奮しながら劇場を後にした。 エレベーターを降りると、松田社長にバッタリ会った。 私は立ち話で今までのことなど話していると、 座って話しましょうと、隣のコスタリカへ。 私はまだ昼ごはんを食べていなかったので いつもの定食を食べながら、松田さんと話した。

きっと私は興奮して松田さんに今までのことや思ったことを すごい勢いで話していたのでしょう。 松田さんも、劇場と製作者がもっと協力して 興行をやっていける体制をつくりたいと熱っぽく私に語った。

ミニシアターの経営はどこも大変だ。 娯楽が多様化して、若い人が映画館に来なくなった。

私は思う。 映画館で大きなスクリーンで映画を観ることは レンタルビデオを借りてきてテレビで観ることとは全く違うことだ。 暗い空間でスクリーンに映し出される映像と向き合い、 その世界に身を浸す。 誰にも侵されない自分だけの空間と時間でもあるが、同時に 観ている映画と、その時一緒に観ている人たちがつくりだす気というか エネルギーというか、そういうものに包まれている空間と時間でもある。 一人であって一人じゃないというか。

だから、同じ映画でも日によって感じ方や見え方が違うのは、 […]