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風のたより 2017年8月 その3

2017年8月28日。

お世話になったいとこのやっちゃんと別れて、大間に向かいます。

お昼はやっちゃんに教えてもらった食堂でラーメンを食べました。

大間へ行く途中、関根浜で暮らす母の友人を訪ねました。

竹内さん。母の看護師時代の先輩。

元気そうで何よりでした。

そして大間に向かいました。

夜は大間での撮影で大変お世話になった奥本さんといつもの居酒屋で飲みました。

久しぶりに会って、話に花が咲きました。

ママと。

函館地裁の大間原発裁判は、提訴から7年、7月30日に結審しました。

奥本さんは最終意見陳述をしました。

来年3月までには判決が出るそうです。

奥本さんは、「なんだか力が抜けたよ。」というのが今の気持ちだそうです。

函館の裁判で奥本さんに会ってから、

本当にお世話になったなあとしみじみ思いました。

風のたより 2017年8月 その2

2017年8月27日。

昨晩は飲んで話して、山形映画祭で販売するチーズやワインの打ち合わせができずじまい。

また帰りに寄って打ち合わせすることにしました。

函館から大間へ。

久しぶりに海を渡りました。

大間の漁師・山本さんの家に行きましたが不在でした。

最近は八戸を拠点としていて、大間にはあんまり帰っていないことは朱美 さんから電話で聞いていたので、いらっしゃったらラッキーと思っていましたが。

プログラムは郵送してるので、そのまま、山本さんの船があった港に行って見ました。

そして私は、せっかく青森に来たので、亡くなったばあちゃん、そして先祖の墓参りをしようと思い、下北半島を南下して大湊の母の実家に向かいました。

まずは、お墓へ。

ばあちゃんとおじさん、ご先祖様にご挨拶と報告をしました。

いとこのやっちゃんにも久しぶりに会い、ゆっくり話ができていい時間を過ごしました。

彼は大湊で酒菜屋という店をやっています。

魚の美味しいお店です。

やっちゃんがドライブに連れて行ってくれました。

彼はサーファーなので、休みの日はよく波乗りに行くそうです。

ここもよく来るポイントだそうです。

母の実家のあたりです。

周りが整備されてきて、家の裏に展望台ができました。

その展望台がら撮った写真です。

この日はやっちゃんの店が休みだったので、寿司屋に連れて行ってくれました。

そしてその後、グリーングラスという素敵なバーに連れて行ってくれました。

とても美味しいシングルモルトウイスキーを飲ませていただきました。

マスターが味のある素敵な方で、また行きたいバーです。

マスターからお土産もいただき、大感激の夜でした。

風のたより 2017年8月 その1

2017年8月26日。

山形国際ドキュメンタリー映画祭のアジア千波万波での「風のたより」上映の報告とお礼の旅に出発しました。

お世話になった被写体の方々に、直接山形映画祭のプログラムを渡したいと思いました。

長い道中ですが、撮影していた頃や今までの上映会のことを思い出したり、

これからの山形映画祭のことを思ったりして、またテンションが上がってきました。

キャメルを聴きながら、洞爺湖に向かいます。

なぜか洞爺とキャメルの曲はよく合います。

久しぶりのラムヤート。

ブドウが生い茂っていました。

子どもが増えたなあ。

マスキくん、町になったね。

やっぱりラムヤート独特の時間が流れています。

それがとても心地いいのです。

8月30日にラムヤートに泊まらせてもらいます。

そしてまた車を走らせ山田農場へ。

山田農場の坂道を上ったら、山田三兄弟がゴムまりのように飛び出してきました。

私を待っていてくれたのです。

可愛くてたまりません。

「ヨウコちゃん、売店のワイン、どれでも好きなの選んでいいよ。お祝いだから。」

と、あゆみちゃんとケイスケ。

「ほんとー!!ありがとう。」

山田一家と美味しいワインとチーズを味わいながら、お祝いしていただきました。

本当に幸せな夜でした。

もう嬉しくて美味しくて、写真撮るのを忘れました。

山田農場はいつ来ても清々しくて、心と体をすっきりと元気にしてくれます。

また、帰りにチーズとワインを買いに寄りますね♪

ラムヤート、山田農場のみんなには、撮影の度に元気や勇気をいただいていたんだなあと改めて感じました。

私も少しでもお返しできるように頑張りたいです。

今日の収穫

上智大学上映会 みんなの感想です

 

上映日 2017年7月29日
会 場 上智大学四谷キャンパス(東京都)
主 催 上智大学グローバル・コンサーン研究所

まず題字が素晴らしい。
シンプルで美しくぶれない力強さ、まさにこの映画を象徴している。
そしてこの映画に登場する人たちの生き方そのものでもあるような気がする。

画面から風の香り、食べ物の匂いまでただよってくるような生命の輝きにあふれていて感動した。
「昨日と変わらぬ光景」のくり返しである日常の大切さを愛を込めて描いている。
声高に反原発を叫ぶ以上の静かでパワフルなインパクトを感じた。

ありがとうございました。(猫ちゃん達もよかった)

(女性・60代)

30~40分遅れての参加でしたが、多くを感じ取ることのできた上映会でした。
映画は予想を良い意味で裏切り、涙と怒りの物語ではなく、美しい日々を共に感じて、
観る人がそのくらしを守っていくことの意味を感じ、そこから原発建設のちぐはぐに思い至る内容でとてもすばらしかったです。
関東での映画会もすてきでしたね。
山形にも何とか足を運べたら良いなと思います。

(女性)

一人一人の人、一つ一つの場所の日常が欠けがえのなく、
その一つ一つが世界であり、等しい価値であることを実感しました。

(男性・50歳)

いい顔をした人が多かったなあ。
力作なので、また観たいと思いました。

(男性・55歳)

映画はもちろん、監督のお話、かけつけた方々と共に
とてもアットホームで素晴らしい上映会でした!
原発事故や裁判→日常が大切という視点が定まっていったというお話に納得しました。

(女性・42歳)

「大間は六ヶ所村の焼却炉ですよ」という言葉が強烈だった。
自給自足に近い生活(スローな生活)を好む今のカウンターカルチャーとも言える若者が増えている。実さい。

(女性・56歳)

すばらしい映画でした!
大学の教室で上映されたこともすばらしいことです。

(女性・78歳)

とてもよかった。
3組のご夫婦の生き方が素晴らしい。
2011年3月11日後の。

(女性)

思っていたよりも柔らかいトーンの映画で、
おだやかな気持ちでそれぞれのご家族の暮らしをじっくり見せていただきました。
ありがとうございました。

(女性・40歳)

静かな映像の中に織り成される人々の営みが、
3.11後の日々の多様な問題について訴えかけてきました。
寝不足で今日参加してしまい、ところどころ、うとうとしてしまって申し訳ないです。
もう一度観たいですね。
たとえば、野外スクリーンとかで観る機会を得られたらいいと
監督の最後のお話で思いました。
いのちの映画でもあったなと思いました。

(女性・49歳)

食について震災の角度から考えたことはなかったので新鮮でした。
いつもパッケージされた食品だけを消費しているので、
生活と共にある食事を考える生活がとても印象的でした。
家族という絆、地域コミュニティーとしての絆の中で生きることはむずかしいけれど、
とても愛あふれるすばらしいものだと思いました。
また、原発など、良い悪いの2つの味方での視点が強く、
どうしても先入観があることに関して私は距離をおいてきたのですが、
重要なことは、それをふくめてどう生きていくか、ということだと気づかされました。

(女性・20歳)

美しい映像でした。
生きることをていねいにていねいにやっていらっしゃる方々のドキュメンタリーから一人一人の方が大切に描かれ、伝わってくるのもが沢山ありました。
ほほえましい描写、目線がステキでした。
3時間じっくり見ました。
グローバルコンサーン研究所のことも知れて良かったです。

(女性・64歳)

長い時間でしたが、映画もトークも楽しみながらの時間となりました。
又、観る機会が得られると嬉しいなと思いました。

(女性)

たいへんよかったです。ラムヤートのみなさんはイケメン&かわいいなあと思いながら観ていました。
チーズもたべてみたいなあ。
自分のくらしを大切にする人ばかりなら、自分の意見を好きなように言っても地域でそのままやっていけるなら、流れを変えていけるのかなと思いました。
チラシの「変わったのではなく、変わり続けるものなんだ」という言葉が印象的でした。

(女性・49歳)

原発の被害について再認識をすることができて、よかったです。

(男性)

福島がメインと思っていたが、福島原発の影響が少ない地域(原発建設地域)の人々への家族のかかわりをあらわしていた。
たのしくコミュニケーションをしていたが、生活のくるしさがあまり出ていない。

(男性・65歳)